こんにちは!

 今日は最初は少なめにとって、最後に逆転しようというお話です。


囲い厨のブログ

 さて、上の図を見てください。黒の番です。

 この図、いったいどちらが優勢でしょうか?

 一見すると白まみれで、黒はたった7個しか石がありません。

 黒が圧倒的不利。

 こう考えた方は要注意です。

 実はこの局面、黒の圧倒的優勢なのです!!

 上の図で、もし白番だったとしましょう。

 すると、白の打てる箇所は何ヶ所あるでしょうか?

 












 よく見てください。

 実は、白はG2の一ヶ所にしか打てないのです。

 ここで注目!

 オセロで重要なのは、石の量ではありません。

打てる箇所が多いほど優勢なのです!!


 さて、上の図では、黒は何ヶ所打てるでしょうか?

 でたらめな手も含めれば8ヶ所ほど打てるようです。

 白、一ヶ所に対して、黒は八ヶ所打てます。

 これをもってして、黒の方が8倍ほど(?)有利といえるのです。


囲い厨のブログ

 黒はB7ととりました。

 これによって、白はG2に打つ手を消されてしまいました。

 新しくできた手は、A6とA7の二ヶ所。

 いずれに打っても、星(X)のB7を返してしまいます。


囲い厨のブログ

 そういうわけで、黒が隅ゲット!!



囲い厨のブログ

 終了の図です。

 ちょっと前までは白があんなに多かったのに、終わってみれば真っ黒です。

 このように、終わった時に自分の色が多いことが重要なのであって、

 途中でとりすぎると、最後に大逆転されてしまいます。

 これは逆もいえるわけで、最初は少なめにとって、終わった時に逆転してやればいいのです。

 特に初心者のみなさんは、簡単でわかりやすいコツなので実行してみましょう。

 最初は少なめに、最後に大逆転!!

 
簡単なので、是非覚えてかえってください。

 さて、理論を把握したあなたのために、練習メニューを用意します。

 その名もズバリ!

 一個返し!!

 
返す石の最少の数は一個です。

 一個ずつとって、とことん少なくとってやれというわけです。

 非常に単純な話しですが、初心者の方は、一個ずつとれといっても、案外とれなかったり、一個どりを見のがしてたりしますので、マスターするまで、練習してみるのもいいでしょう。

 なにをもって一個取りをマスターしたと判断するか!!

 それはあまりに少なくとりすぎて、全滅させられた時です!!

 そこまで少なくとれたら、次の段階、「全滅させられない程度に、少なくとりましょう!」へステップアップしましょう!

 以上、今日の講義はここまで!!