起点 | arigioari

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今は公開していない、過去のブログの記事や、

現在の徒然なる思いの、寄せ集めです。

朝 目覚めかねて ふたたび
枕を起点に まるで背泳のスタートのように
自分が虚空に消えていくのを
ぼくは見守る ふたたび
いつかは戻ってこないことがあるだろうと
ぼくは知っている
広大な虚空に比べれば この起点は
ただの偶然にしかすぎないだろう
さらにこの起点の逆の方向の
一つかみの光も