久しぶりに

泣ける映画でした悲しい


この映画は、

シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に

抑留された日本人捕虜 山本幡男さんの

伝記ドラマです


ラーゲより愛を込めて


オープニングから、

終始重たい話でしたが、


そんな中にも

一筋の希望を、


そして、

生きるために楽しみを見つけ、

帰国できることを信じて、

また家族と会えると信じて、


ただ時が過ぎるのを待つ、、、



ロシアの

ウクライナ侵攻が

現在も続いていることを思うと、


この話は、

過去の話ではないではないような気がしました


また同じようなことが起きているのかも、

と思うと怖いですね



戦争を知らない私たちにとって、

こんなことが起きていたのだと

知ることは

とても大切な事だと思いました


そして、

同じことを繰り返して欲しくない

と、願います



注意以下、ネタバレありです

知りたくない方はご遠慮ください注意


かなり長くなるので、

スルーっといっちゃってください おいで照れ



第二次世界大戦後の1945年、

シベリアで過酷な環境の中、

重労働を強いられていた日本人捕虜たちを

励ましていた山本幡男さん


自分の立場が危うくなっても

仲間をかばい、罰を受ける


それでも挫けることなく、

明るく、仲間を励まし続けます


一旦は帰国できることになりましたが、

途中で引き戻され、

身に覚えのないスパイ容疑で

25年の強制労働を言い渡されます


そして、

再び重労働の日々を送ることに。


そんなある日、

山本さんは

子犬(クロ)を収容所に連れて帰りました


そして、

収容所で飼いました


クロの存在は癒しですね



そして、

時が過ぎ、


ソ連(ロシア)、日本の間で

手紙のやり取りが認められることになりました


山本さんも家族に手紙を出し、

返事も届き、

家族の無事を知り、

また会える日が来ると信じていました


が、

山本さんは病に倒れます


収容所の病院では

検査の限界もあり、


はっきりした病名は分かりませんでしたが、

大きな病院での検査は許可してもらえず。


山本さんに

大きな病院で検査を受けさせるため、

仲間たちがストライキを起こします


そして、

大きな病院で検査してもうことになりました


結果、

余命3か月


病名は、喉の癌でした



ですが、

家族と会えると

山本さんは信じていました


仲間たちは、

そんな山本さんに

遺書を書くことをすすめます


遺書を書き終え、

仲間たちに託し、


その後、

山本さんは

息を引き取ります


そして、

日本に戻ることはできず、

ご遺体は埋められました



山本さんの遺書は

仲間たちに託されましたが、


ラーゲリでは

文字を残すことはスパイ行為とされ、

見つかると処分されます


なので、

仲間たちは、

遺書を分担して覚えることに。


案の定、

遺書は没収されてしまいました



ある日、

ラーゲリの仲間たちは帰国することに。


その後、

時が過ぎ、


それぞれが

山本さんの家族のところへ伺い、

遺書を届けます


一番に来たのは

安田顕さん演じる 原幸彦です

家族宛ての遺書を担当


家族の前で

遺書を読むのではなく、

覚えたことを唱えます


そして、次に来たのは

お母さん宛て担当の

松坂桃李さん演じる 松田研三


松田さんは、

母に会うために、

生きて帰ることを希望に

ラーゲリで頑張っていましたが、


手紙のやり取りが許された時に

母の死を知ることとなりました


自分の母への思いと重なり、

涙が流れます


次に来たのは

子供たち宛て担当の

中島健人さん演じる 新谷健雄


そして、

最後に来たのは

奥さん宛て担当の

桐谷健太さん演じる 相沢光男


相沢さんは、

日本からの頼りで、

妊娠中の妻が空襲で亡くなったと知らされ、

自暴自棄となり、


生きて帰る意味がなくなり、

見張りに射殺されるため

脱走しようとします


それを止めたのは山本さんでした


亡くなられた奥さんへの思いと

重なりますよね


泣けます‼︎


これが実話だと思うと、

現実って、

ドラマ以上のドラマなんだなぁと

改めて思いました


そして、

驚かされたのはクロ(犬)のことです


山本さんが亡くなり、

クロも姿を消したらしいです


ですが、

収容所の人たちが帰国する日、


船が出た時、

クロが、氷の上を走ってきます


これも実話らしいです


感動です泣き笑い



そして、時が過ぎ、

寺尾聰さん演じる 山本さんの長男の顕一の

孫娘の結婚式でスピーチをします


そのスピーチは

この映画の締めとして

ふさわしいスピーチでした



この映画を観て感じたことは


生きる意味がなかったとしても、

大切に生きていこう

頑張って生きていこう


そう思える映画でした



大変長くなりましたが、

最後までご覧いただき

ありがとうございましたお願い