さとがえる東京旅行の2日め。

アッコちゃんのさとがえるコンサートの前に、中学の同級生「あねご」と「たしろ」と皇居デート。

 

「会いましょう」が決まった時点では、営業日の都合であきらめていた、このお店。

 

 

この3人でメシを食うなら、絶対ココ! と思っていたんだが、これまで日曜日は定休日だった。

が! リニューアル後、日曜ランチで行けることに!

 

 

 

 

▲オランジーナ、ごちそうさまでした

 

わざわざオーナー氏がお出迎え。

 

それもそのはず。

 

オーナーの妻は、うちらの仲間「のんち」なのでした。

お店はランチラッシュを外したものの満席で、席が空くまでリニューアルのお話や、「うちの奥さん(どんがらがっしゃーん! あ、おかあちゃんだ!)」、ラクダのコブ等の話題で盛り上がる。

 

ラクダのコブ?

 

リニューアル後、営業日やランチ営業の変更があった他、新メニューが2つ!

 

ラクダカレーと、真空豚カレー。

 

 

真空豚カレーです。

草トッピングかもしれない。

 

燻製してあるのかな? と思ったけど、マスタードだそうです。

安定のおいしさ。

 

身に沁みるほどのおいしさを味わったんだけど、実はこのときから、激しい頭痛と倦怠感がカコちゃんを襲っていたことに、当の本人も気づかなかったよ。

カレーが身に沁みる、つまり、発熱一歩手前だったんだろうなあ。

 

もともと旅に出られるか微妙なコンディションだったし。

 

パンダ

 

食べ終わって、芸術劇場で放尿して。

芸術劇場はカコちゃんが東京(正しくは首都圏)在住だった頃に鳴り物入りでオープンした文化施設。久しぶりに足を踏み入れると、特にトイレ等は老朽化が否めなかった。時の経過とゆーものをしみじみ感じた。

 

ら、皇居からLINEした際「これから出かけるの」とつれない返事だったのんちから「映画終わったなう。まったり中」と連絡が入り、LINEでビデオコール。

 

息子さんのゆっちと、トーマス鉄オタ映画を見たあと、とのこと。

ポケベルもない時代からの付き合いで、不思議な気持ち。

 

カコちゃんがバスでホテルに帰りたい、と、駄々をこねたため、時間とルートを調べてくれるも、あと1時間待たないとダメ、みたいな状況だったが、たしろ(最寄り駅は四谷)が「んじゃあ、アタシ出すから、タクシーで帰ろうよ。池袋からタクシー、乗ったことない♪」と申し出てくれる。

 

天使かよ!

 

素直にお言葉に甘える。

 

あねごとは、ここでお別れ。

駅前からタクシーに乗り込む。

 

が。

 

運転手さん、こちらが観光客だとゆーことを何度説明しても、自分は地方出身者で道がわからないアピールをし、日本青年館ホテルのナビ用住所を要求するなど、しちめんどくさい感じ。

ヘッドレストのCM動画はうっとぉしいし、んもーと思うも、東京でタクシーを堪能。

 

しようとしたら、路地で、VXガスで殺されちゃった元国家元首に著しくクリソツな男が追っかけてきて、いちゃもんをおっぱじめた!

 

なんとか街道みたいな(びっくりガードがあるところかな、と)大きな道で、

「お客さま、とゆーわけで、ここで降りてはいただけませんか。ついてはここまでの料金を……」

と始まり、おばちゃんふたりで、

「こんなよくわからない場所で放り出される上に、料金まで取られるなんて、おかしいじゃろ」

と、キャンキャン吠えて、結局「お代は結構です」で、下車。

 

気の毒だったが、交渉事が苦手なカコちゃんでも、あれは支払う気になれない。

 

後続のタクシーに乗車し、……そうか、結果的に、ちょっとお安く目的地に到着できたんだな。

ありがとう元国家元首。いや、違うだろ?

 

南新宿と呼ばれるエリアや、懐かしいような、それでいてちょっとよそよそしいような場所を眺めながら、たしろとぽつぽつ会話を交わす。

たしろが息子ちゃんの引率でよく来た公共施設とか、昼下がりの時間の空の色や、頭痛と倦怠感、タクシーという装置も相まって、夢の中にいるみたいだった。

 

結果、ホテルまで行ってくれて、しかもたしろは「んじゃね」と帰ろうとする。

 

反射的に「ちょっとだけ、部屋のぞいてみる?」と誘うと、おもちゃを前にした子犬のようなツラで「うん!」と。

 

 

こんな景色やホテルの部屋を、つかの間楽しんでくれました。

「なにココ! 丸見えじゃん!」

そんで「んじゃね~」と賞味10分弱程度でお別れ。

 

 

そしてこの旅の本テーマである、さとがえるコンサートへと、くづつ。

 

I'm sorry Please forgive me   I love you   Thank you