行ってきました~。
新国立劇場バレエ団「くるみ割り人形」@札幌文化芸術劇場 hitaru
今回はA席で鑑賞。
hitaruは5回目の訪問です。
同行者は老母マサコ。
カコちゃんはバレエのむちゅかしい知識をダダダダーっと並べられるだけの教養はないので、興味がおありの方は、こちらの動画を、ぜひご覧ください!
去年2018年の『NHKバレエの饗宴』と同じ版です。
あの、花のワルツがオレンジで、すっごくかわいい&大人っぽいヤーツ。
カコちゃんが鑑賞したのは米沢 唯さん&井澤 駿さんの回でしたよ。
バレエ『くるみ割り人形』を観たのは、先生たちの舞台を除けば、これで2回目。
前回は2010年の牧阿佐美バレヱ団版でした。
牧版は子役をモリモリ出さなくちゃいけないせいもあるのか、王道! というか、クリスマスの時期のぉ、恒例のぉ、終わったらディナーのぉ、お父さんとお母さんとお姉ちゃんとぉ、みたいな、本当にそのまんま、というようなイメージだった印象なんだけど(鑑賞回数が少なかったのもあるのかな、この印象)、今回の新国立版は、とっても大人っぽく、さらに、夢の中感が強い印象でした。どちらも好きだけど、こっちのが大人っぽい。大人っぽい気分に浸りたいなら、だんぜんコッチ!
ディベルティスマンのとき、ほかのキャストが舞台上にいない(ドロッセルマイヤーおぢさんだけ)というのが夢っぽく、コーヒーの精がエロく、いや、スペインはもちろんエロく、「あしぶえ」が蝶々になっててこれまたエロく、男性キャストの見せ場であるトレパークが、ロシア正教感ぷりたつでゴージャスなひな人形みたいな人たちがいたり。
凍った川でスケート、なんて、ちょっと不思議に大人っぽいというか、抑えた感じというか、チャカつきがなく、シックというか。
在京のバレエ団で何が楽しみって、男性キャストがモリモリいるところだとカコちゃんは思うのだけど、今回もモリモリいらして楽しめました。ハイ。
花のワルツで、全員ペアっていうところが、なんかもう、よかったッス。
今回、子役と雪のワルツの合唱は、地元で調達(オーディション)していたのも見どころ。
両日とも満席だったのは、子どもたちの関係者が来ているのも大きかったのかもしれませんね。おじいちゃん・おばあちゃん×2、パパとママ、兄弟姉妹、お友だち。
いいことです。どんどん集客していきましょう。
在京カンパニー(言ってみたい)では、Kバレエと、松山バレエ団を観たことがありました。
あ~、東京バレエ団もあります。シルヴィ・ギエムのボレロを、市民会館のあとのプレハブホールで観た。ベジャールごった煮みたいなプログラムで(ひどい比喩)。すごい迫力でした。
わかんなくても、すごいのは感じるし、伝わるんだなーって。
で、日本人大人(へっぽこ)バレリーナなら、やっぱり新国立は観たい! と思っていたのだけど、去年2018年のhitaruの『白鳥の湖』は、地方都市に住むと「もう本当にいらない……。おなかいっぱい」でしたので、見送ったのであります。
さすが身長163cm以上という規定のためか、雪のワルツでは本当に
びしっ!
と、決まってました。
そして『舞姫 ―テレプシコーラ―』を読んだことがある人ならドキドキしてしまう。
大丈夫、千花ちゃんはコケなかったよ。雪も舞ってたけど、少な目でした。
そうだ、今回初めてクラシックチュチュの「カサカサ」って音に意識が向いたんだった。
舞台の上ではあんまり気にならないのに(カコちゃんは着たことない。チビッコお姉さんとか、先生方とかと舞台袖で待機してたりしたことはある)、今回「わぁ! これが衣擦れの音かぁ!(多分違う)」って思いました。感動した!
んーと、あとは、ネズミはいつでも見応えがあります。と、感じます。
今回、振付の一部が「東京音頭?」と感じられたのは、カコちゃんが東京ヤクルトスワローズのつば九郎先生のファンだから、というわけでは、あるまい。
「そんなユーモアも、あります」ってんで、いいんだろうか。
そして、プログラムを見てのけぞったのは、くるみ割りの王子が「ドロッセルマイヤーの甥」だったこと。
主役なのに、ノーネーム!
甥って。
甥って。
甥、甥。なんつってな。
嬉しいことに、来年2020年の11月14日・15日にも、新国立劇場バレエ団が来札決定だそう。
次回の演目は『眠れる森の美女』。
……もちろん観に行く。
行くんだけど、お願いだから「どーせ地方なんだから、チャイコフスキー3大バレエのローテーションでいいべ? な、いいべ?」とか、そういう雑なプログラムの組み方はしないでくださいね。
別にカルミナとかぶっこんでこなくていいから(でも新国立とKバレエのは、ちょっと観てみたいかも)、『ドン・キホーテ』『ジゼル』『海賊』『ラ・バヤデール』『ラ・シルフィード』『シンデレラ』とかね。そういえば、カコちゃんは個人的に『ロミオとジュリエット』はおなかいっぱいなんだよなー。
いずれにしても、バレエは観るのも踊るのも楽しいです! ちゃんちゃん!
I'm sorry ・ Please forgive me ・ I love you ・ Thank you