さて、この記事では、
メニューの決め方(テーマと読者の設定)
材料の集め方(物語とキャラクターの設定・取材)
準備の仕方(ボリュームに合わせた全体設計)
調理開始!(Wordの設定等・書く場所・時間等)
味見と直し(推敲)
トッピングとエッセンス(小説を書くということ、思うこと)
この5つのうち、4番めの「調理開始!(Wordの設定等・書く場所・時間等)」について、ご紹介します。
あくまでもアマチュア小説家カコちゃんの「アタイはこんなふうにやってるよ~」ですので、きちんとした内容は、リブログ先の参考記事がオススメです。
さっそくWordの設定から見てみましょう。
!((+_+))
さっそく、やらかしてる感があります。
カコちゃんはWordの縦組みで執筆しています。
で、この記事のために改めて驚きましたが、1行あたりの文字数が
26字!
……良いコは真似しないでね。
このフォーム、もともと「小説の学校(仮)」に提出するためのものです。
フォントについては、HG丸ゴシックM-PROの10.5ptで入力し、印刷時(提出時)にMS明朝にしています。丸ゴにしているのは、WEB掲載時の雰囲気確認と、作業時にMS明朝を見るのが好きじゃないから。メイリオとかじゃないのは、行間がおかしくなるからだと思います。
1行26字設定でギャーギャー言っているのは、基準となる換算は400字詰め原稿用紙は1行20字だから。400字詰め原稿用紙30枚~50枚という規定なので、きちんと書くためには20字設定にしたいところです。
こんなでも、1次選考を通過している、ということは、極端に改行を入れることなく、20,000字以内には必ずおさめているからだと思います。文字数は書いているとき、けっこうちょいちょい見ています。5行書くごとに見てる、くらいの頻度です。ただし、ものすごく大事、というか、没頭して書きたいシーンのときは、後で見てギョッとしたりもする。へでで。
小説の学校(仮)に提出するため、ヘッダーにはタイトルと筆名(カコ)、フッターにはノンブル(ページ数)を入れています。小説の学校(仮)はA4横書きで短編を綴じる設定なので、「奇数/偶数ページ別指定」にしています。
それと、余白の設定で下余白を80mmと広めにとっていますが、これは講評を書きやすくするため。個人的な工夫です。推敲の際などにも便利に使えます。
ちなみに「小説の学校(仮)」では、厳密な規定はなかったはずです。A4サイズ横に、縦書き、くらい。なんなら原稿用紙で提出している人もいました。
【おまけ】応募前に必ず公式サイトの要項を確認しましょう。
R-18文学賞応募の際は「テキスト形式」という規定があります。
これはまさに、Windowsなら「テキスト」というソフト(アプリ)で、Macなら「SimpleText」で開けるデータ形式、ということです。拡張子でいうと「.txt」。
多くの人はWordなり、お好みのソフトや、投稿サービスの編集画面で執筆し、最後に「テキスト形式で保存」したり、「.txt」ファイルにコピペするんだと思います。
大丈夫だと思いますが、「1行20文字」を忠実に守ろうとするあまり、1行20文字入力したら改行する! と思い込んでいる人はいませんか? いないよね?
絶対やったらダメだよ!
というか、Word等のソフトに触れ慣れてなかったり、パソコンが苦手な人に多くある現象です。職業柄、カコちゃんはこれまで、さまざまなWordデータに触れてきましたが、これ、結構あるあるです。いちいち改行を削除することになります。
Wordで小説等を書くために知っておくべきことは、多分Google先生に問えばたくさん回答を出してくれると思います。そちらを参考になさってくださいませ。
でももし、この記事を読んで、Google先生に問うてみたけど、よくわかんなくて、不安が募ってきたらお問い合わせくださいませ。
……でも大丈夫。多分いない。
書く場所と時間。
この「時間」というのは2つの意味があって、ひとつはスケジュール。あるいはスタイル。もうひとつはボリュームかな、と思います。
カコちゃんは老母と2LDKなのに1Kみたいな、シャレオツなんじゃなくて、そうとう窮屈な環境で暮らしています。マサコはリビングで寝起きしているし、カコちゃんはふすまを取っ払った隣の部屋が寝室です。
通称「本の部屋」には高校入学祝いに買ってもらったデスクがありますが、正直なところ、あんまりよい環境じゃない。
北海道の賃貸住宅あるあるとして、この部屋には暖房がないのもポイント。
R-18文学賞に取り組む時期はまあよいとしても、カコちゃんは現在、あんまり環境には恵まれていない、と言えるでしょう。
ですので、
カコ@PICNICA011@kako_PICNICA011なんでまだ1稿目が上がらないのか。本日はWKG29と、肉感あふれる座席。WiMAXはつながらないが、とてもいい席。なまらしうちうできる。
2019年10月28日 17:45
カコ@PICNICA011@kako_PICNICA011ここだけの話、hitaruの2階のWKG38なう。16:29まで。本日は、にょまど。
2019年10月25日 15:31
カコ@PICNICA011@kako_PICNICA011ひきつづきhitaru2階のWKG06に~17:56。空席があれば、ここはオープンからクローズまでいられそうです。ビバ! ちなみに、まだ応募作の1稿目が、書き上がっていない(11,572w)のは、内緒だよ♪ 書き上がらなくもない、… https://t.co/ZfQ8dP1LaI
2019年10月25日 16:41
てなつぶやきが生まれるわけですな。
今回は主に赤れんがテラス2階とhitaru2階の図書情報館で執筆しました。
老母マサコと今の家に暮らしているうちは、たぶんこんなノマドスタイルでいくと思います。
「本の部屋」にいたとしても、「お姉ちゃぁん、漬物たぶるぅ?」とか集中を切られちゃうので。
ボリューム、としての時間。
今回でようやく、今のように労働しながら執筆する際の見積もりが読めた気がします。
カコ@PICNICA011@kako_PICNICA011原田知世さんの「夏に恋する女たち」なう。大貫妙子さんと知世ちゃんの親和性の高さは「色彩都市」「地下鉄のザジ」「彼と彼女のソネット」でも証明されていたけど、これもいいなあ。って、早く1文字から書き始めなさいよ、カコちゃん!… https://t.co/oZSsPG7fK3
2019年10月19日 10:24
カコ@PICNICA011@kako_PICNICA011いちこうあっぷなう。……ばいとにいかなくちゃ。かさもささずに、いかなくちゃ。
2019年10月30日 08:49
50枚程度の作品の場合、プロット等ができたら、実質10日程度で書きあがるようです。
実はバイト先を2日ほどお休みしております。
もともとバイト先には、私が小説の公募に挑んでいるということは伝えてあり、状況次第で休ませてください、と依頼してありました。ので、執筆休暇的に休ませてもらっております(が、今、それがちょっこす面倒なことに。まあね)。
ところが!
カコちゃんはひとつの場面が終わってすぐに、次の場面に取り掛かれないことが判明。
ですので、だいたい1日3時間程度しかパソコンに向かってないみたいです。2~3時間。
成功体験として、『ハルコさん……』の1稿を3日程度(50枚?)で仕上げた実績があったので、今回までけっこう「えー! なんでー!」でした。でも、なんてことない『ハルコさん……』は、長回し1本小説だったから。移動は多くても、ほぼ場面は変わらなかったから3日程度で一気に書くことができたのでした。
むしろ、あれを1日ちょっとずつ書く方が難しいと思います。
前記事で、梗概を元にした設計図で、1つの物語を8分割し、文字数を割り当てる方法をお伝えしました。1日、1コマないしは0.5コマと考えれば、50枚作品の執筆には約10~20日かなあ、とか見積もりが立てられます。これはあくまでも私が、バイト2カ所、うち1カ所は12時間勤務(だった。お仕事ぼしうちう)、という状況で、です。プロになったら、とか、極端に集中力がある、とか、既にプロのライターで、とか、その人の状況で見積もりは変わるよね。
また、最初の1行を書き出す前、緊張のためか、ものすごく家事がはかどりました。
アレと同じ。「試験勉強前の、真夜中のお片づけ」。
こういう自分の傾向を知っておくとスケジュールが立てやすいかと思います。
なかなか取り掛かれないことを悔やんだり責めたりすることもあったけど、この「モタモタ」は、ひとつの儀式です。
私自身は「梗概まで書けたら、本編が書ける」という自信があるので、正直つなわたりではあったけど、信じ切ることができました。
ところで、このシリーズ記事、誰に向かって書いているんだろう? と思ってました。
もちろん、最初のほうにあるように、未来の「書き方を忘れちゃった自分」に対してです。
でも、「初めて小説を書く人」「1稿目がどうしても上がらない人」「1稿目UPが、いっつも10/31の16:38になっちゃう人」が読んでくださり、何かちょっと、現状にプラスして、もっとのびのび楽しく小説を書けたらいいなあ、と思います。
エブリスタで私の作品が読めます。
もしよかったら、お読みになってね。
感想もお待ちしてます!
カコ@PICNICA011
https://estar.jp/users/145154254
あとー、もし「カコちゃんは、こーゆーとき、どうしてますか~?」みたいなご質問、お悩み等あれば、コメント欄やメッセージ、Twitterでお知らせください。
教える、なんてことはできませんが、一緒に考えることならできるかと思います。
次の記事は「味見と直し(推敲)」です。
シリーズ最初の00記事でご紹介した、新潮社の女性編集者の方のインタビュー(monokaki)は
「書く時間よりも、直す時間をたくさん取ること」というタイトルでした。
これは、カコちゃんも難しい、まだまだできていないところです。
では、できていないなりに、どうしているか、ご紹介していきますね。チャオ。
I'm sorry ・ Please forgive me ・ I love you ・ Thank you