こんばんは、滝川市の元気印、声楽家の高橋江海子です。
綺麗な月をみるといつも私が思い出すのは、
夏目漱石が『月が綺麗ですね』を
愛の言葉(I love youの訳)として生徒に教えたという実話。
シャイで奥ゆかしい日本人ならではの表現ですよね♡
私はこういう凝った表現は大好物なんですが、未だに男性から『月が綺麗ですね』なんて言われたことはありませんwww
今夜はロマンチックな気分に浸りながら、小さな声で来月演奏会で歌う、初恋とからたちの花の練習をしました。
満月のお陰かかなり艶っぽく歌えた気がします(笑)
そして石川啄木の初恋を歌いながら、自分の幻のような初恋の事を思い出したりしていました(*´艸`)
私の初恋は少し遅くて、小学4年生の頃。
それまでは男女どちらにもたくさん好きな子がいて、後から考えるとそれは『友だちとしての好き』だったんだなぁと思います。
初恋の相手は、色白で唇は真っ赤、
笑うと八重歯の目立つまるで女の子のような顔立ちの、同じクラスの男の子。
前のブログにも書いたように、私は小学生の頃性格は粗暴で男の子の服ばかり好んで着ていたので、
その男の子も男友達のように私と仲良くしてくれていました(笑)
それでも仲良く遊んでくれるだけで私は嬉しかったので、男に生まれたら良かったとすら考えることもありました。
しかし4年生の終わりに、突然その男の子が遠くの街に引っ越すことになってしまいます(T ^ T)
その子は当時流行っていたラメペンを、転校する日の帰り道、
『俺使ってたやつだけど、江海子1本も持ってないからやるよー』と私にくれました。
もう詰まってしまい使えなくなった青いラメペンを、15年以上経っても私は未だに持っています(*´ω`*)
未だにそのペンを見ると、
いつでも子どもの恋心にタイムスリップすることができるので、
今やとても神聖な物になっています✨
綺麗なままの恋の思い出というのはとても珍しいものです。
私も初恋以外で綺麗な恋は全くありません(爆)
その後が転校しなかったら、私の初恋はこんなに綺麗な状態では無かったと思います。
だからそれも運命だったのかなと。
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石川啄木の『初恋』
砂山の砂に
砂に腹ばい
初恋の痛みを
遠く想いいづる日
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私の初恋の痛みは
相手と突然、二度と会えなくなった痛み
啄木の初恋の痛みはもっとすごそうですよね(笑)
皆さんの初恋の痛みの話も是非聞いてみたいです✨
私が初恋を歌うのは、10月14日14時〜
クローバー中空知少年少女合唱団の結団式のミニコンサートです(^^♪


