先日大学を卒業した娘が卒業証書を持って帰ってきた。
袴を着てたくさんの花束と友達に囲まれて笑う娘の姿を見せてもらった時は、
私の手からついに羽ばたいていくんだ…と
込み上げるものがあった。
自宅で夕飯を囲みながら、明日からの仕事の話や卒業式のこと、いろんな話をしたし、おにぎりを持ってお花見に行ったりもした。
のんびりと休日を楽しんで、明日の入社式に備えて一人暮らしをしているマンションへと早めに帰っていった。
玄関先で見送ってしばらくすると、娘からのLINE。
「ありがとねーん電車のれた!
まんじゅうの箱にお手紙入れたからひまなとき読んでね!」
手紙?!
手紙…。
手紙だって!
えー、いつぶりだろう…手紙をもらうなんて…。
なかなかおまんじゅうの箱に近寄れない。
LINEの既読も付けられないし、
意味もなく片付けを始めてみたりする。
おまんじゅうの箱を開けてしまうのがもったいない。
1時間程して、やっとおまんじゅうの箱をそっと開けてみた。
花柄の可愛いピンクのメッセージカードが入っている。
楽しみのような、読むのが怖いような…。
読み始めたら涙が止まらなくなりそうな予感が…。きっとそういう手紙だよねぇ…。
思い切ってカードを開いて読んでみた。
「ママへ
22年間、育ててくれてありがとう。
こう見えて(?)恥ずかしがり屋なので手紙書くの久しぶりすぎ!
小さい時からやりたいことをなんでも自由にやらせてくれたこと、
〇〇と△△を(2人の娘の名前)ママ1人で色々なところに連れて行ってくれたこと、
毎日ご飯作って、家に帰った時に寂しくないようにしてくれたこと、
他にもたくさんありすぎて書ききれないけど、本当にありがとう。
一人暮らしをさせてもらってから、ママのすごさが改めて分かりました。
お父さんがいなくても〇〇は楽しかったし、ママはその分いつも両方の役割を果たしていることが、かっこよかったし、
年々若返ってかわいくなっていて
自慢のママです。笑
社会人になるので、ママを旅行や美味しいご飯屋さんに連れて行けるように頑張るね!
これからもよろしくねー。
ママ大好きだよ!
ありがとう♥️
〇〇より」
と綴られていました。
ちょっと照れながらの娘らしい言葉。
何度も読み返して
たくさんのいろんな場面が押し寄せて来た。
あの時の娘の顔、風景、後ろの景色…。
赤ちゃんの時の匂いや幼児期の面白かった口癖。
泣き顔、ケンカしたこと。
ウチはいろいろあってシングルマザーとなった。
娘たちはほぼ旦那との思い出はないとのこと。
ウチはママしか居ないから、
あんなこともこんなことも出来ない、行けないって思わせたくなくて、3人でいろんなところに出掛けて、体験させて、
何よりとにかく育児を楽しもう!
3人で笑って過ごすんだ!って、
そう思って私は生きてきた。
反抗期にはウチはよそより厳しいよ!って言われたこともある。
父親の役割、母親の役割、どっちもこなさなきゃ!と思ってたことも確か。
自分以外、他に頼れる人はいなかったから
ひとりでは手一杯だったこともあるし、
余裕がなかった時期もある。
それが娘たちにはどう思われてたかずっと気掛かりではあった。
窮屈な思いをしたかもしれないし、
言えないこともたくさんあったと思う。
でも、私の思いは
ちゃんと娘には伝わっていたんだ…。
そう思うと予想以上に涙が止まらなくなりました。
お礼を言うのはママの方。
生まれてきてくれて本当にありがとう。
未熟なママがここまで頑張れたのも
これまで楽しく生きてこられたのも
2人がいてくれたから。
〇〇はママの自慢の娘です。
頑張りやさんだから、頑張りすぎずに
頑張って。
いつも応援してるよ。
ありがとう。