前立腺の病気により摘出手術を受けて、EDになる男性もいます。摘出するときに勃起を司る血管や神経を傷つけてしまうことがあり、それにより勃起不全を起こすことがあります。手術を執刀する医師もその点は気を付けていますが、どうしても傷つくことがあることから、こればかりは仕方がありません。また摘出前に神経を残すのかどうかの選択を迫られることもあり、病気のために仕方なく取り除かれることもあります。

そのようなことで勃起不全になったとしても、ED治療薬で改善を実感する男性もいます。勃起を司る血管や神経を傷つけることから、ED治療薬を服用しても改善しないように想像しますが、効果がでる人もいますのであきらめないでください。また病気や手術、ケガなどで勃起不全を発症し、ED治療薬で改善を図ったが効果を実感できなかった男性は他の手段で改善する可能性があります。陰茎に直接注射をして強制的に勃起を施すICI治療や、勃起補助器具、最終的には意図的に勃起をすることが可能になる手術もあります。性行為をあきらめてしまうと、男性の活力が衰えていき、スパイラル的に身体も弱くなることが指摘されています。性行為をあきらめない手段がありますので、相談から始めてみることをおすすめします。

勃起不全はいろんな症状が原因となって発症していますが、そのなかでも摘出手術によって血管や神経を傷つけて起きるEDは、ED治療薬の改善率が落ちてしまいます。治療薬だけに頼らず、総体的な治療計画が必要になることも多いです。保険を使うことができない治療になることから、費用の面が最大のネックになりやすいですが、あきらめないで模索することをおすすめします。