前回からの続きです。
到着したのはシカゴ大学附属のComer Children’s Hospital の救急です。
通されたのは半個室のお部屋でした。
誰が誰なのか分からないけど5,6人が入れ替わり立ち替わり紅子を診察したり私達親に質問してきたり。
あちこちから英語が飛んできて脳がオーバーヒートしそうでした
最初に診察してくれたのは恐らく救急チーム。
それがひと段落すると、別のドクターが数人やってきて、また診察。
多分こっちは小児科の先生と小児神経科(neurology)の先生でした。
もうね、専門科の名称とか全然英語で分からないから自分が今誰と話してるのかもよく分かりません
とにかく繰り返し痙攣の状況と、前回の痙攣の時期や様子を聞かれました。
この時、撮影した痙攣の動画が大活躍!
英語で痙攣の様子を伝えるのは思っている以上に困難です。
しかもこの情報は確実に伝えないと診断を間違えてしまうかもしれないほど重要な情報。
しっかり確実に伝えるには実際の動画以上に分かりやすいものはありません。
不謹慎と感じるかもしれないけど、子供の様子が変になったら安全を確保したうえで
是非!!
動画の撮影を!!!
しかも動画には撮影時刻も記載されているから、いつ頃発生したのかも正確。
先に一度日本で経験していたおかげで動画を撮ることも思い出せたし、本当に良かった…
動画を見た先生達は痙攣の様子は一般の熱性痙攣のように見えるものの、何度も繰り返し発生した点が気にかかるということで色々と検査を行うことに。
そのまま救急エリアで血液検査(細菌感染が無いか)、尿検査(腎臓が感染してないか)、レントゲン検査(胸を撮影してたけど何のためかはよく分からなかった)を行いました。
これらが終わるとバタバタした時間は終わり小休止。
結果が出るまで半個室で待ちます。
この頃には紅子の呂律も徐々に回復していつもに近い状態。
怖いのと疲れたので泣く紅子に、ナースさんがオモチャをたくさんくれました。
しかも全て新品。
ぬいぐるみとかも新品のをくれて持って行って良いと。
太っ腹
待つこと1時間ちょっと、検査の結果が出たものの全て陰性ということで、感染が無いのは良いことだけど逆に原因が分からないまま。
よって、入院して脳波の検査と、その結果次第では全身麻酔での髄液の検査をしましょうということになりました
まさか入院という事態になるとは思いもよらず、紅子が心配な気持ちと費用が心配な気持ちで超動揺する親たち
とは言え紅子の健康と安全が一番なのは言うまでも無いので、もちろん快諾して入院と相成りましたとさ…
なお、入院病棟は同じ建物の5階。
ということで当たり前のように全員で移動しようとしたのですが…ここで問題発生
現在インフルエンザの流行期間中ということで、なんと入院病棟には患者以外の子供(12歳以下)は一切立入禁止とのこと
てことは寒太郎は入れない!!!
仕方ないので一旦夫と寒太郎はロビーで待機、私が紅子に付き添いながら最初の説明を全て聞き、夜の付き添いは英語に自信が無いながらも夫に頑張ってもらうことに。
出産の時もそうだったけど、アメリカは子供の立入禁止が多いですね…
〜次回、入院編に続く〜