
kakkamax※
久しぶりに投稿した記事が外観完璧なリストランテ・ディ・カナレットへの罵詈雑言だったので、それなりに影響はあったようだ。
そりゃそうだよ。
株主だからって暴君ごっこしてるんじゃない。
🇮🇹イタリア料理店で、生煮えのリガトーニが突き出された。これが第一の失敗。
300円パスタのサイゼリヤでもこんなことは絶対に起きない。
最初は「生煮えだった」と小声で言ったのに、キャストが傲慢な態度で、それを厨房に伝えなかったこと。これが第二の失敗。
たぶん頭がおかしなクレーマーだと勘違いしたんだろう。
同じクレームを3回くり返しても厨房の反応がないので、「こんな生煮えのパスタを食わせやがった」と大声を出したが。
「これは冷たい料理なので」と大ウソをいうキャストも登場した。
俺が激怒するのは当たり前だ。
嘘つきキャストども。
お前らは世の中のクズだ。

まあね、私は人一倍、ディズニーのグルメには関心があるので、ディズニーランドホテルのシャーウッド・ガーデンを無茶苦茶こき下ろしたこともある一方、ホテルミラコスタの総料理長には敬意を払っている。
オチェーアノの料理はディズニーリゾートで最高だ。
ミシュラン・ビブグルマンクラスも十分狙う位置にあると思う。

ヴェルモットは🇮🇹イタリアのホワイトリカー(焼酎)に風味をつけるハーブで。
おそらくCHINZANOをソースに使っているんじゃないか。
このようにシェフの謎かけから始まるオリジナリティは一流の証だ。

ホタテ貝のスチームは普通の食材。
白菜のブレゼは別に蒸し調理して、黒ゴマを香りづけすると、いわゆるシノワ・フランセーズ(フランス料理人がつくる中華メニュー)になる。
これは総料理長の深い教養と知識が反映した一皿だ。
イタリア料理人は無学歴で融通が利かない頑迷なバカが多いが、そこがフランス料理文化の違うところだ。

ビカラードソース(Bigarade)はオレンジジュースと白ワインビネガー、オレンジの皮を煮詰めて味を整えたソースで、普通は鴨のローストに使われる。
これをチキン・ローストに使った。
美味しくないわけがない。

これも美味しい料理だった。
ラム肉はジンギスカンでおなじみの食材だが。
グリーンペッパー・コーンソースというアメリカンなテイストにまとめた。
これはカリフォルニア料理といっていいと思う。
コーンソースはコーンクリームからクリームを抜いた缶詰の残り汁を煮詰めた甘いソースだ。

他の料理のブイヨンがしっかり染みている。

難しいと思うが、パスタはアルデンテだった。
リストランテ・ディ・カナレットの厨房は非常識にもアルデンテを忘れてしまったのだな。
🇫🇷鴨はフランス、🇮🇹ラグーソースはイタリア。
二つが結びつくのはモナコだ。
これも総料理長の足で稼いだ味遍歴があって、手前味噌ではない。

シャスールは🇫🇷フランス語で狩人。
ディズニーランドのタベルナ・ド・ガストンのハンターズ・パイのソースだ。
ドゥミグラスソースより味は薄く、英語圏ではグレービーソースという。焼き肉のしたたる肉汁をかき集めて煮詰めたものだ。
あまり味を濃くしないのがブッフェ料理の基本だが、そこはちゃんとしている。
ハンバーグがしっかりフランス料理になっている。
オチェーアノの総料理長を私が尊敬してやまないのは、こうしたレパートリーの深さと哲学的な教養を感じるからだ。