舞台『帰って来た蛍〜令和への伝承』 本日、千穐楽を迎えます | 柿崎裕治オフィシャルブログ「サムライ日記」powered by アメブロ

舞台『帰って来た蛍〜令和への伝承』 本日、千穐楽を迎えます

舞台『帰って来た蛍〜令和への伝承』

本日、千穐楽を迎えます。

 

新型コロナ第7波の渦中、スタッフ、キャスト全員無事にこの日を迎えられたのは、顔合わせから2ヶ月余り感染対策と芝居、作品に真摯に向き合い奮戦してくれたスタッフ、キャストの総力のたまものです。

改めて皆に心からの敬意と感謝を申し上げます。

 

そしてその奮戦をもってしても、迎え撃つ事が困難な新型コロナ…

病原性は専門家に譲るとして、罹患すれば法により、一定期間の隔離になり、濃厚接種というだけで3日以上の隔離を余儀なくされる。

そんな中を誰一人欠ける事なく、千穐楽を迎える事が出来たのは、やはり英霊のご加護があったからと確信致します。

 

以下、劇場でパンフレットに掲載した自分の挨拶分です。

 

『帰って来た蛍〜令和への伝承』にご来場頂きありがとう御座います。

本作品は平成20年の初演から7回目の再演となり、その間に約25000人の方々にご覧頂き、特攻隊の真実を平成、令和に伝承するという志を皆様と共に歩んで来ることが出来ました。

『特攻』必死、十死零生の不帰の凄まじい攻撃は米軍を震撼させ、撃沈、大破を含む多数の損害を与え、沖縄に上陸した米軍の九州侵攻、本州侵攻を遅らせるだけでなく、講和における条件にも影響を与えたと言われています。

特攻隊員の崇高な気概と覚悟と勇気は多くの日本人の命を救い、神武天皇以来の国体を護持し、四季のある風光明媚な山河や世界的な遺産でもある文化財を護り、南北や東西に国土が分断される事なく古来の日本の形を留める事が出来たのは、間違いなく散華された英霊がその身命を賭してくれたからなのです。後世の我々が平和を謳歌し将来を夢見て、経済や文化、芸術を云々語れるのは偉大な先人のお陰なのです。

その偉大な先人や英霊を私達は忘れてはなりません。国が公に英霊を弔い、学校が正しい歴史を教育する。そうする事により愛国心も生まれ、国や家族を大切にする心が育まれ、侵略や簒奪を許さない断固とした姿勢こそが真の安定を築き、人類が長きに渡り夢見てきた平和に限りなく近づけるのではないのかと思います。

国を親兄弟をそして故郷を護ろうと出撃散華された英霊は、靖國神社にお祀りされております。我々国民が感謝と崇敬の念をもって弔わなければならないのは当然ですが、英霊は大日本帝国の陸軍、海軍の軍人として戦地に赴き、その任を全うされ不幸にも散華されました。

日本国は大日本帝国の継承国家なのですから、政府として慰霊祭を主催し、総理大臣始め国務大臣が堂々と参拝献花しなければなりません。そうする事により天皇陛下の行幸を仰げるのではないかと思います。

過日、蛍になって帰って来られた宮川少尉の墓参に行って参りました。

特攻散華された少尉の墓には墓碑銘のみで遺骨も遺髪もありません。

わずか20歳のその生涯を凄まじい肉弾攻撃で終えましたが、宮川さんにも親兄弟はもちろん、好きな女性も居ただろうし、仲の良い親友も居ただろう‥夢や目標もあっただろう‥しかし彼は国や愛する人々の為に眦決っして敵艦に突入されました。

その思いや決意、純真な心を理解出来ない人はこの世に居ない筈です。

どうか忘れることなく皆様の周りの方々や家族の方々に語り継いでください。

かつての日本はこのような高潔純真な尊敬しうる方々が数多く居たことを‥

そして特攻隊員を見送った鳥濱トメ、美阿子、礼子やなでしこ隊の方々を知ってください。

特攻隊に選ばれながら終戦を迎えられた方々や、生かされる宿命にあった方々の一所懸命の努力があってこそ今の日本がある事を忘れないで下さい。

英霊の後輩にあたる陸海空の自衛官の皆様が、不断の努力をもって国防の大任に今この瞬間も従事されている事を忘れないでください。

語り継ぎ知っていただければ日本の素晴らしさと誇りを再認識できるのではないでしょうか

ご来場の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げると共に、靖國に眠る英霊の悠久の大義に心より感謝と尊敬を申し上げます。

 

以上です。

 

ご指導、ご協力、ご声援くださいました皆様、心から深謝申し上げます!

 

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