天よ!
※先の大震災において亡くなられた方々の冥福と被災された方々をお見舞い申し上げます。
3月11日
日本に大悪魔が舞い降りて来た……
東日本大震災
あの時、自分は舞台の稽古に向かうために車で渋谷周辺にいた…
前触れも無くいきなり横に揺れる車体
サンルーフから上を見上げるとビルがまるでゴムのようにたわむ…
いよいよ来た!
そう思う自分は意外な程に冷静で周囲の状況、対策、避難などを分析しながらビルの揺れを眺めていた…
稽古場に着く
テレビで状況を知る
震源は宮城県沖
正直またかと思った…
このエリアは十数年に一度の割合で巨大地震が起きる。
しかし今回は違う
揺れのパワーは度重なる修正があったがマグニチュード9.0
実に震度7
東京も震度5強
速報によって広範囲かつ強烈であったと事実を知る、その瞬間に余震という小悪魔がやってくる。
ビルの上はかなり揺れる
女性達の叫び声が地獄の旋律のように響く
渋谷という繁華街、時間帯、通じない携帯電話、たくさんの会社を抱える我が身としては様々な指揮をとらねばならない。
稽古場にいる役者達を引き連れ、人ごみの奔流の中に身を投じる…
歩く事30分、カートプロモーションへ到着
途中に水、食料を調達したが三々五々、避難してくる社員、役者で瞬く間に不足するため、2つの調達班を編成し毛布を始め食料の確保と情報収集を開始。
地震後約5時間にしてグループ社員全員の安否確認を完了
事件、事故、受傷は一切無し
しかしながら電車が脆弱性を露呈させ全て運行停止。
徒歩帰宅が可能な範囲の者は帰宅し、帰宅困難な遠方の者を会社を避難所として解放し泊める
一部、停電した神奈川で孤立した社員2名を救援班が向かい無事に確保。
人々を嘲笑うかのように度重なり襲いかかる余震
緊急地震警報の怪しい音が頻繁に鳴る
津波が次々と押し寄せてると報道される
そして断続的に報じられる津波の映像
その光景は悪魔どころかノストラダムスの詩にある恐怖の大魔王が降臨したかの様な恐ろしい様
街を襲う濁流
人の営むを襲う白い波濤
人類進化の証、空港を飲み込む奔流
映像を見て皆の無事を祈るばかり……
そして漆黒の闇が到来
夜の闇が全ての様子を隠す
歯痒い一夜を悶々と過ごし明けて12日
東の空から希望の光が差し込む筈が、絶望を照らす陽が顔を出す。
三陸沿岸から宮城沿岸、そして福島や青森まで…
大津波が全ての木造家屋や車、電柱等を、そして人々の営みと思い出を消し去り、掛け替えのない命を奪い去って行く…
八戸、宮古、釜石、陸前高田、大船渡、気仙沼、松島、仙台、名取、相馬、いわき等々
一部の市街は壊滅と報じられる
家族を探し彷徨う人々
最愛な人を奪われた人々
こんな事があっていいのか……
あまりにも痛ましい
涙が止まらない…
都心もパニックが収まらない、食料品やガソリン水等の買い占め、計画停電による交通の麻痺
正にこの未曾有の大災害は北海道、東北、北関東はもとより、広く関東甲信越、東海地方にも災禍は及び、恐らく日本と日本人がかつて経験した事の無い国難になるでしょう。
そんな中、いわゆるデマを流す輩は許し難い。
毒性の降雨や電力事情、はたまた原発関連の見通しなどを勝手な推測で危機を煽る。
大事な事は原発には肯定的な人と否定的な人がいる。
自分も専門家ではないが、原子力の権威である某先生いわく東京は全く問題無いと…
都内でも微量の放射能を検知したと報じられるが、その量たるや飛行機に乗って浴びる放射能にも及ばない微量である。
要するにチュリノブイリには成りえない……
ガソリンスタンドに並ぶ車も風評に踊らされている。
紅海やペルシア湾から運ばれる石油タンカーは問題なく航行している。
東北地方はあらゆるライフラインが打撃を受け当然入手困難であるが、関東以西は安定供給が可能なはずである。
災害用備蓄はやむを得ないが、必要以上の買い占めは地震、津波の直接被災者にとって二次災害に等しい暴挙である。
我々都市部の大人口が不必要な食料、水、ガソリン、トイレットペーパーを買い占めるから本当の品薄、混乱になる、これでは我々自身が明日を案じなければならない本末転倒である、今日明日の食べ物すらない東北地方の方々に物質が届かない…
それもこれも阿呆が垂れ流しする風評のせいである。
不肖、自分は阪神大震災のおり直後に神戸に入り、被災者の支援活動に従事したが何が問題かというと、噂や風評の類であった。
ボランティアもしかり、今は自衛隊、警察、医療関係、消防などの資機材を保有し、特に自衛隊など衣食住を自己完結させられる組織以外は救出活動にとって足手まといにならないように細心の注意をしてほしい…
それと不必要な買い占めをする分義援金を募ったり、皆で自治体に託し、また方法があればそれを東北の人々に届けたい。
そして関東、東京も紛れもない被災地の一部である…
交通や流通の麻痺
相次ぐ契約キャンセル
株価も暴落しこれから一体どれほどの中小企業を始めとする企業や商店が連鎖で倒産し失業者があふれるのか…
想像を絶する有様
しかし皆さん我々日本人は古くは蒙古襲来、戦国時代、明治維新、関東大震災そして先の大戦、荒廃した戦後、近年では阪神大震災等々
度重なる災厄をはねのけ、明日を造って来たではありませんか?
どんな地獄の業火に見舞われても復活したではありませんか?
立たねばたらぬ!
今こそ一億余総国民は明日という尊い未来に向かい力強く生きなければならない!
この国難に際し日本人として誇りある態度と義心を持って挑もう!
とうとう我々日本人が長き眠りから覚め、真に国民の為の国家、国家あっての国民に立ち返るべきでありましょう。
ちょうど一年前、日本いにしえの旅で仙台、松島を訪れ、その文化と美しさをお伝え致しました。
しかし今は…あの時の光景は失われた…しかし吹く風と見上げる空は一緒である。
必ず明日は来る!
今、直接被災者ではない我々一般市民が出来るのは、ボランティアだったり義援金を募り復興に役立てていただく事です。
現地の状況を確認した後、我々ビーテックグループもボランティアで現地入りします。
皆さん被災地に行かれる場合はくれぐれも救出活動が妨げにならないように、そして衣食住を自己完結出来る体制を忘れずに。
最後に痛ましい事実に心から哀悼の意を捧げ、1人でも多くの方々の救出を心待ち致します。
3月11日
日本に大悪魔が舞い降りて来た……
東日本大震災
あの時、自分は舞台の稽古に向かうために車で渋谷周辺にいた…
前触れも無くいきなり横に揺れる車体
サンルーフから上を見上げるとビルがまるでゴムのようにたわむ…
いよいよ来た!
そう思う自分は意外な程に冷静で周囲の状況、対策、避難などを分析しながらビルの揺れを眺めていた…
稽古場に着く
テレビで状況を知る
震源は宮城県沖
正直またかと思った…
このエリアは十数年に一度の割合で巨大地震が起きる。
しかし今回は違う
揺れのパワーは度重なる修正があったがマグニチュード9.0
実に震度7
東京も震度5強
速報によって広範囲かつ強烈であったと事実を知る、その瞬間に余震という小悪魔がやってくる。
ビルの上はかなり揺れる
女性達の叫び声が地獄の旋律のように響く
渋谷という繁華街、時間帯、通じない携帯電話、たくさんの会社を抱える我が身としては様々な指揮をとらねばならない。
稽古場にいる役者達を引き連れ、人ごみの奔流の中に身を投じる…
歩く事30分、カートプロモーションへ到着
途中に水、食料を調達したが三々五々、避難してくる社員、役者で瞬く間に不足するため、2つの調達班を編成し毛布を始め食料の確保と情報収集を開始。
地震後約5時間にしてグループ社員全員の安否確認を完了
事件、事故、受傷は一切無し
しかしながら電車が脆弱性を露呈させ全て運行停止。
徒歩帰宅が可能な範囲の者は帰宅し、帰宅困難な遠方の者を会社を避難所として解放し泊める
一部、停電した神奈川で孤立した社員2名を救援班が向かい無事に確保。
人々を嘲笑うかのように度重なり襲いかかる余震
緊急地震警報の怪しい音が頻繁に鳴る
津波が次々と押し寄せてると報道される
そして断続的に報じられる津波の映像
その光景は悪魔どころかノストラダムスの詩にある恐怖の大魔王が降臨したかの様な恐ろしい様
街を襲う濁流
人の営むを襲う白い波濤
人類進化の証、空港を飲み込む奔流
映像を見て皆の無事を祈るばかり……
そして漆黒の闇が到来
夜の闇が全ての様子を隠す
歯痒い一夜を悶々と過ごし明けて12日
東の空から希望の光が差し込む筈が、絶望を照らす陽が顔を出す。
三陸沿岸から宮城沿岸、そして福島や青森まで…
大津波が全ての木造家屋や車、電柱等を、そして人々の営みと思い出を消し去り、掛け替えのない命を奪い去って行く…
八戸、宮古、釜石、陸前高田、大船渡、気仙沼、松島、仙台、名取、相馬、いわき等々
一部の市街は壊滅と報じられる
家族を探し彷徨う人々
最愛な人を奪われた人々
こんな事があっていいのか……
あまりにも痛ましい
涙が止まらない…
都心もパニックが収まらない、食料品やガソリン水等の買い占め、計画停電による交通の麻痺
正にこの未曾有の大災害は北海道、東北、北関東はもとより、広く関東甲信越、東海地方にも災禍は及び、恐らく日本と日本人がかつて経験した事の無い国難になるでしょう。
そんな中、いわゆるデマを流す輩は許し難い。
毒性の降雨や電力事情、はたまた原発関連の見通しなどを勝手な推測で危機を煽る。
大事な事は原発には肯定的な人と否定的な人がいる。
自分も専門家ではないが、原子力の権威である某先生いわく東京は全く問題無いと…
都内でも微量の放射能を検知したと報じられるが、その量たるや飛行機に乗って浴びる放射能にも及ばない微量である。
要するにチュリノブイリには成りえない……
ガソリンスタンドに並ぶ車も風評に踊らされている。
紅海やペルシア湾から運ばれる石油タンカーは問題なく航行している。
東北地方はあらゆるライフラインが打撃を受け当然入手困難であるが、関東以西は安定供給が可能なはずである。
災害用備蓄はやむを得ないが、必要以上の買い占めは地震、津波の直接被災者にとって二次災害に等しい暴挙である。
我々都市部の大人口が不必要な食料、水、ガソリン、トイレットペーパーを買い占めるから本当の品薄、混乱になる、これでは我々自身が明日を案じなければならない本末転倒である、今日明日の食べ物すらない東北地方の方々に物質が届かない…
それもこれも阿呆が垂れ流しする風評のせいである。
不肖、自分は阪神大震災のおり直後に神戸に入り、被災者の支援活動に従事したが何が問題かというと、噂や風評の類であった。
ボランティアもしかり、今は自衛隊、警察、医療関係、消防などの資機材を保有し、特に自衛隊など衣食住を自己完結させられる組織以外は救出活動にとって足手まといにならないように細心の注意をしてほしい…
それと不必要な買い占めをする分義援金を募ったり、皆で自治体に託し、また方法があればそれを東北の人々に届けたい。
そして関東、東京も紛れもない被災地の一部である…
交通や流通の麻痺
相次ぐ契約キャンセル
株価も暴落しこれから一体どれほどの中小企業を始めとする企業や商店が連鎖で倒産し失業者があふれるのか…
想像を絶する有様
しかし皆さん我々日本人は古くは蒙古襲来、戦国時代、明治維新、関東大震災そして先の大戦、荒廃した戦後、近年では阪神大震災等々
度重なる災厄をはねのけ、明日を造って来たではありませんか?
どんな地獄の業火に見舞われても復活したではありませんか?
立たねばたらぬ!
今こそ一億余総国民は明日という尊い未来に向かい力強く生きなければならない!
この国難に際し日本人として誇りある態度と義心を持って挑もう!
とうとう我々日本人が長き眠りから覚め、真に国民の為の国家、国家あっての国民に立ち返るべきでありましょう。
ちょうど一年前、日本いにしえの旅で仙台、松島を訪れ、その文化と美しさをお伝え致しました。
しかし今は…あの時の光景は失われた…しかし吹く風と見上げる空は一緒である。
必ず明日は来る!
今、直接被災者ではない我々一般市民が出来るのは、ボランティアだったり義援金を募り復興に役立てていただく事です。
現地の状況を確認した後、我々ビーテックグループもボランティアで現地入りします。
皆さん被災地に行かれる場合はくれぐれも救出活動が妨げにならないように、そして衣食住を自己完結出来る体制を忘れずに。
最後に痛ましい事実に心から哀悼の意を捧げ、1人でも多くの方々の救出を心待ち致します。