その日は息子が仕事だったので、デグーをかごに入れて、タクシーで病院へ。
娘が診察室に入って、結構長く診察室で話を聞いてました。
娘が診察室から出てきた時、娘の目には涙が…。
「どうだったの?よくなかったの?」
「今日か明日だって…」
娘はそう言うと下を向いて泣いてました。私はそれ以上聞かずに、りくたちのフィラリアの薬を受け取り、診察料も含めた代金を支払い、病院を出ました。
それでも帰りながら少し聞いてみました。
「なんか病気だったの?」
「病気ではない」
「ケガだったの?」
「ケガではない。前のやつが原因らしい。そこが壊死してるらしい。どう説明したらいいかわからんけど、デグーにはけっこうあるらしい」
よくわからなかったけど、そうなんだと言ってそれ以上は聞きませんでした。今はそんな説明をする気持ちではないだろうと思ったし。
帰りのタクシーの中、かごをくるんでたバスタオルの隙間からデグーが見えたのですが、寝そべってキツそうな感じ。
いつも見る時は、回し車を勢いよくグルグル回してたので、ひと目で元気ないんだなと感じました。
家に帰り、娘は自分の部屋へ
夕方になり、娘がリビングに下りてきました。
「死んじゃった」
病院で言われた通りだったのね。
でも、今日病院に行けて、娘が部屋にいれる時間で良かったなと。
娘は翌日休みを取り、ペットの火葬場に行きました。
私もついていこうか?と言ったのですが、1人で行って思いきり泣きたいと言ったので、私はあえて行きませんでした。
自室で飼ってて、部屋で散歩させたり、名前を呼んだら寄って来るようになったとも言ってたし、コロナ鬱になりかけてた時も、おそらく癒しになってたのだろうと思うし…。
娘にとってはとても悲しい出来事になったようです。
娘の災難…3月は本当に娘にとって大変な月でした。
娘がまた精神的に病まないか…少し心配です。