実は… ① | きっと明日は晴れる❗

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旦那の「急性骨髄性白血病」闘病日記とその後の家族の日常

実は…。



東京に出ていた息子…。


7月に帰ってきてました。



なんの前触れもなく突然。



7月のある日、私はリビングのテレビで録画してたドラマを見てました。


なんとなく玄関から音がしたような…。でも風がある時はよくあることなので、気にせずに…。

リビングのドアが開いた音がしたけれど、まだ娘も家にいる時期だったので、娘がお茶を飲みに来たのだと思って、気にしてませんでした。


しかし、愛犬がいつになく反応してる…ので振り返ると…息子が…バツが悪そうな顔して立ってました。

手には大きな荷物。



ビックリしすぎて、一瞬何がなんだかわかりませんでした。

「えっ?なんでいるの?」


実は息子、6月にコロナに感染して、ホテル療養してました。

1週間高熱が出ててきつかったみたいで、

その間は私も心配で…、LINE入れても返事がなかなかなくて…。


あー、やっぱり離れてるとこんな時困るななんて思ってました。


療養に帰った?いやいや、逆にこっちに帰ってきたらダメでしょう。


えっ、なんで?休み?

え、でも年末年始しか休みないと言ってたし…。


「帰ってきました」


息子の言葉にまだ私は混乱中。


「えっ?仕事は?なんで帰ってきた?」


「会社辞めて帰ってきました」


えっ?えっ?え~?


この時の私の感情は…ほんとに混乱してました。


単純に息子が帰ってきて嬉しい気持ち。

娘のこともあり、息子は長崎じゃない所でもやりたいことやって頑張ってくれてるんだしそれを受け入れようと思ってた私の小さな決意からの落胆に似た気持ち。

この時期になんで何も言わずに急に帰ってきたの?と言う腹立たしさ。

あっちで何かあったのかなと言う心配な気持ち。

これからどうするのと言う不安な気持ち。


たくさんの気持ちが入り交じって、どう言えばいいのか…。


でも、とにかく…。

お帰りなさい。

それから…手洗いうがいして、着てきた服も全部脱いで着替えて…。全部洗濯するから…。


コロナが増えてる時期に東京から帰ってきて…。その対処に困るなと思いました。


2週間は家から出られないよ。


息子はと言うと、あっちではそんなに気にしてなかった。もちろん手洗いうがい、マスク、消毒は基本的にやってたけど…。

あっちはこっちほど神経質ではなかったとかって言うのです。


え~!だから、感染者が増えるんじゃないの~。

実際感染してるし…。


感染したし、もうかからんよ。


いやいやそんなことないし、今感染してて家族に感染させて、それを外に出しちゃったら、こっちではすごく騒がれて肩身の狭い状態になるんだから…。


私も仕事辞めててよかった。

職場にまた迷惑かけるところだったよ。

娘も今は家にいる状態だし…。

家族全員必要な時以外は家にいなければ…。

まったく…。

でもね、かといってホテルで待機させるわけにもいかないし…。

しょうがないのかもね。

家族でどうにかしないとね。


息子に仕事で何かあったの?と聞いても、まぁ色々とあったし…。と言うだけで詳しくは話してくれなかった…。無理に聞くのも悪い気がしたのでそれ以上は聞きませんでした。


でもまさか…1年も経たずに帰ってくるとは…。この子は大丈夫なのかな~と不安な気持ちになりながら…、在庫が少なくなった冷蔵庫から色々と持ち出して、無理やり3人分の夕飯を作りました。


1人分以上の人が増えるから、買い物にも行かなきゃならないのに…。


しばらくは不便な日々で自宅待機状態を過ごしました。


次に続きます。