個人事業主として独立開業して6年目。
おかげさまで、仕事も順調に進んでおります
ところで、
個人事業主をしていると
時々こんなことを言われることがあります。
「いいよなあ 。個人事業主って。
飲み代って経費でおとすことができるんやろ」
この言葉の裏にどういった意味があるかは
わかりませんが、
会社勤めしている人の飲み代(接待)が
会社に負担してもらえる(経費で落として
もらえる)のと、
個人事業主が飲み代を経費で
落とすのは、ちょっと違います。
会社員の場合、自分が立替えた飲み代の領収書を
経理に出し、後日返金してもらうといった形が一般的です。
なので、個人事業主の人に対しても同じ感覚で捉え、
「個人事業主は飲み代を一時的に立替えて支払っているだけで、
飲み代は後で行政等から返してもらえる」
と思っている方が結構いらっしゃいます。
ここで、誤解のないように言っておきますが・・・
個人事業主が飲み代を経費で落とすということは
いわゆる税金対策のことです。
飲み代の3千円を交際費(費用)として計上。
当月の売り上げが1万円だった場合
何もしなければ1万円に対して税金がかかりますが、
売上(1万円)ー費用(3千円)=7千円とすることによって
7千円に対して税金がかかるようにしているのです。
1万円に税金がかかるのと7千円に税金がかかるのでは
7千円に税金がかかるほうが当然助かる。
なので個人事業主は、飲み代の領収書をやたらと
もらいたがるのです。
経費で落としてもらう = 自分の懐に影響が出ない(タダ飲み)
というのはサラリーマンの感覚です。
むしろ個人事業主は
「いいよなあ、サラリーマンは。
接待で飲みに行くと会社が経費として支払ってくれるんやろ」
という感覚もあります。