連日テレビや新聞を賑わしている、
タイガーマスク騒動。
本当にびっくりする出来事ですよね。
タイガーマスクが寄贈をしているのは主に
児童養護施設というところです。
(私も過去に、児童養護施設で仕事を
していたことがありました。)
ところで皆さん、児童養護施設って
何をする(どんな人を対象にする)施設か
ご存知ですか???
(知的等の)障害を抱えた子どもの
お世話をする施設・・・。
ではありません。
大抵の方は、名称からそのような
誤解をしています。
児童養護施設は簡単にいうと
昔でいう孤児院のことです。
何らかの理由で家庭で生活できない子どもが
入所をして、家庭に代わる支援をする施設です。
(即ち子どもは施設から地域の学校にも
通います。職員は子どもの父親母親代わりと
なって支援をします。)
ここでいう家庭で生活ができないとは・・・
①保護者がいない(親が死亡、行方不明など)
②虐待を受けている(今、問題になっています)
③養育困難(親の離婚、経済的理由、
家庭の崩壊、親の服役・入院等)
といった状況です。
(こういった状況を社会的養護といいます。)
ちなみに・・・。
現在は虐待や養育困難で入所するケースが
大半なので、親や身内が全くいない子は
ほとんどいません。
タイガーマスク騒動で耳にすることが
増えた「児童養護施設」という言葉。
施設の役割やイメージについては、
誤解をされていることもまだまだあります。
これを機会に児童養護施設は、どんな施設か。
(子ども達はどんな生活をしているのか。
どんな問題があるのか。
どんな誤解を受けているのか。)
世間が関心をもっていただけらと
思っています。