続き...


ハンドルを切り、「K店」の駐車場に愛車を止める。


平日にもかかわらず、多くの車があるこの店...


期待を膨らまし、入店すると店内の内装は白をモチーフとして、爽やかな印象を受けた。


エスカレーターで2Fへ上がるとスロットコーナーがあり、一通り店内を見て回る...。


「車の多さ=客の多さ」


当たり前だが、この理由がはっきりと分かった...


このK店、平均設定が高めなのか...店全体が出ている状況...。


特に、トムキャット、クレイジーレーサー、ナイルパニックが出てる印象だった...。



柿ピ...
(この店、すげー出てるな...。新しいホーム、ここに決めよう)


心の中でそう決め、再度シマを徘徊すると


「⇦新台」


と書かれた看板が通路に出ているのが目に入った...。


抑え切れない気持ちが自分を足早にし、看板の方へ向かうと、そこに並んでいたのは


「大ガメラ」だった...。




「大ガメラ」...バークレスト株式会社を、サミーが子会社として連結し、社名を「ロデオ」と変更し、2001年5月に発売された第一弾。



2000年11月に発売された「ガメラ」とゲーム性は同じ大量獲得機でシフト持ち越し機能付き。


「ガメラ」と「大ガメラ」の違いは、台の右上に付いている液晶のインチアップされたのが、大ガメラ。だったような...。(違ってたらすいません)


満席になっている大ガメラのシマを見渡すと、皆3〜4箱持っていた。


前作のガメラ同様、この機種の「甘さ」は知っていた(設定1のフル攻略で機械割104%)が、この大ガメラも同様だろう...。


そんな大ガメラのシマを指をくわえて見ていると、角台で打つ1人の男に声を掛けられた。



男...
「これから用事がありヤメるので、もしよろしければ打ちますか?」


オレンジ色のショートカットの髪型に、茶色の瞳...白い肌に、女の子っぽい顔立ちの男だった。


柿ピ...
「あ、ありがとう。良さそうだか、遠慮なく...」


男...
「ハズレ出ないので、6ですよ。あ、差枚数気になるので、打ち終えたら電話下さい。これ、自分の携帯番号です。」


ディスプレイに表示された番号を、自分のメモリーに名前と番号を入れ、夜連絡する事を約束した。


男...
「では失礼します...」


礼儀正しいこの男...


店員を呼び4箱程持って帰って行った...。


空いた台に座り、自分の携帯のメモリーを再確認する...


登録したメモリーのディスプレイを見ると、彼に対し、失礼な名前で登録していた...


登録した名前...そこには、


「男女」


と表示されていた...。





気ままに続く...