デザートとしてだけでなく、
お料理やカクテルにも使われる柿。
実はとっても栄養豊富な食べ物です。

以前、ご紹介した柿についてのアレコレを

再び、ご紹介させて頂きます♪

テレビで最近の若者は柿をあまり食べないと言ってました。

こんなに美味しいフルーツなのに。

しかも柿は栄養豊富。

気温が不安定な今の時期にピッタリです。

旬のものというのは、その時期に合わせた

食べ物が食べ頃を迎えます。

自然の理って、スゴイですね♪



柿の学名は「Diospyros Kaki」

ギリシャ語でDiospyros(ディオスピロス)は

「dios(神からの)+ pyros(贈り物)」

「神からの贈り物 柿」


という意味なんですって!

だから、世界中何処に言っても柿は「kaki」らしいです。

ただ欧米ではイスラエル産の柿が「Sharon Fruit」という

名前で流通するようになり、そちらの名前のほうが認識されてるそうです。



柿は世界中190種類はあると言われていますが、

意外な事に大部分は熱帯および亜熱帯地方に分布しています。

温帯地方にあるものは少なく、特に甘柿は日本固有のもので、

12世紀頃、突然発見されたと言われています。

柿はビタミン、ミネラル、タンニンを豊富に含む栄養豊かな果物です。

先ずはビタミンの中でも特に豊富に含まれる、ビタミンCとカロテノイドをご紹介します。

  • ビタミンC

意外な事に柑橘類より多く果物の中ではトップクラス!

大きめの柿を1個食べるだけで、一日の所要量が摂取できるといわれる程です。

ビタミンCはミネラルの吸収を促進し、様々な体内活動に重要な役割を果たします。

疲労回復、老化防止、風邪予防、美肌効果など。

  • カロテノイド

柿のオレンジ色はカロテノイドのβカロテン βクリプトキサンチンの色です。

抗酸化作用、活性酸素除去、免疫力を高め、風邪やガン予防、肌荒れなどを予防します。

特にβクリプトキサンチンは食文化とのつながりから日本人の血中濃度が諸外国に比べ高めです。

最近、研究が進んできたβクリプトキサンチンには上記の他に

歯周病予防、内臓脂肪低減作用などもわかってきています。

ビタミンCとカロテノイドが豊富な事により、

風邪予防、疲労回復、老化防止、高血圧予防、美肌効果が高まります。


これから気温が下がり、風邪を引いたり、肌荒れを起こしやすくなったりと

身体の免疫力が低下しやすい季節です。

そういう時期の旬の果物として柿がある。

渋を抜いて食用にしたり、突然発見した甘柿を大切に守り続け、

大切な栄養源として受け継がれてきた柿。

自然の理と日本人の知恵深さを感じずにいられません。

日本人の食文化のひとつである柿。

お子様方や若い世代の方々にも是非、食べ続けて頂きたいです。


ただし、食べすぎは便利や鉄分吸収を妨げたりするので気をつけましょう!