「桃栗三年」なんて言いますが・・・
★AM1242ニッポン放送★
☆The Voice of Farmers☆
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スタッフ<Y>です!
今回のVOFの放送がスポットライトを当てたのは、栗!
今まさに、この関東で旬を迎えています!
ゆでて良し、焼いて良し、栗ごはんやお菓子にしても良し。
今日はそんな栃木県の益子でそんなおいしい栗を育てている、大山栗園の大山一夫さんにお話を伺いました。
大山さんは栗を育てて10年。”益子の栗名人”と呼ばれているそうです
去年、栗では初めてという「特別栽培農作物」に認定されました。
「特別栽培農作物」というのは化学合成農薬や化学合成肥料の使用量が50%以下の農作物に与えられる表示。
大山さんは栗園を継ぐ時に、「これからは量よりも質の時代だろう」と、父が育てていた栗の木を、全部斬りまして、「量より質」の栗を育てるべく、たくさんの品種の中から10種類を選んで種から植え始めました。
しかも、種からのスタート!!
「桃栗三年…」という言葉がありますが、最初に収穫できたのは5年後
3年目の6月後半には実をつけますが、これは全部摘み取ってしまうそうです。
人間でもそうですが、例えばケーキの作り方を知らない人が、レシピを見ながら一番最初に作ったケーキは商品にはならない。
それと同じで、3年目の栗の木が最初につけた実は商品にはならない。
最初は「栗の木に、栗の実をつけるという仕事を覚えさせる」為に、実をつけさせるのだそうです。
「栗の木を育てるのは人間を育てると似ていると思います」と、大山さん。
栗を作っているのは私じゃない。栗の木自身が交配して栗の実を成らすんです。私は理想の栗の実が成るように、導いているだけなんです。
自然の中で誰の手も借りずに育った山栗のような、栗本来の味、甘さを持ちながらも、山栗のように小さくない。
ひと粒100gの大きい栗を作るのが理想。まだ70gにしか届いてないですけど・・・。
大山さんには来週もコダワリの栗のお話しを伺います!