人間がいつか「有限」と向き合うということについて | かきっぱなし!

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大学生の嵐のような毎日。

・・・自分の生活をありのままに、たくさん書きます。

人間は永遠に憧れる。


現実は、有限だから。


どこかできっと終わりが来る。



「バンキシャ」で円楽師匠の引退の裏側を


特集していていた。



円楽師匠と言っても、ちょっと「笑点」で少し見ていただけ。


だけど


引退でもう高座に上がらないとなると


なんだか寂しい。



特に今日の映像を見ると、


病気で倒れてから必死に落語の練習をしていたみたい。


最後の噺を終えてからも、


しきりに「口が回らない」とボヤいていた。



お弟子さんたちは必死に


「短い噺をパァーとやればいいんじゃないですか?」と言っていたけど、


本人は納得がいかない表情だった。




最後まで仕事をして死にたいという人もいるけど、


自分で見切りをつけて


しっかりと幕を閉める人もいる。


円楽さんはそのタイプだったみたい。



どっちがいいかは、わからないけど、


「はい、もうおしまいです」と言われると


ほんとうに惜しいような気がする。


出来る限り、噺を続けて欲しいと思ってしまう。





それから、


今日たまたま「あおげば尊し」という


テリー伊藤さんの映画を見た。



小学校の先生が、末期のがんの父親(元教師)を通して


教え子に「死」とは何かを


考えさせる、という内容。



その中で、お父さんのお見舞いに誰も来ない。


教え子は2000人以上いるのに・・・というシーンがある。



生きるって何だろうと考えさせられた。



こっちも「有限」の話。





人間は、


早かれ遅かれ


「有限」と向き合わなければいけないんだなと思った。




でも、


「有限」だからこそ、


価値のあるものがたくさんあると


信じたい。