大量のビールと一緒に睡眠薬を飲むことを覚えてしまったわけですが、一時期に流行った『ハル○○ンとアルコールを同時に摂取してハイになる』といったことを意識していたわけではありません。
本当に単純に、『よく眠れるようになりたい』と思っての行動だったんです。
ビールの量が1缶から3~4リットルに増える間に、睡眠薬の種類も変わっていきました。
最初は作用の弱い(持続時間が短い)薬でしたが、それが効かなくなると違う薬を出してもらうんです。
弱い薬で効かないので、当然作用の強い薬になるわけです。
一番強い薬をビール3~4リットルと一緒に飲んでいたときは、さすがによく眠れました。
地震がきても気づかなかったし、火事になっても強盗が入っても起きなかったかも(汗)
でもこれだけよく眠れるということは、当然ですが起きるのも辛いんですよね。
翌日なんとか起き上がるものの、頭痛、吐き気、倦怠感、ふらつき………とても普通の状態ではありませんでした。
(二日酔い含む)
そして一番ひどいのが、記憶障害(汗)
記憶障害というと大げさですね、正しくは健忘です。
ビールと薬を飲んだところから記憶がなくなるのならまだわかるんですが、それより前の記憶までところどころなくなっていました。
この健忘は夜の間だけでなく、翌日の昼間まで続きました。
薬の作用が続いていて眠気のある間はダメだったようで、夕方になって身体の調子が良くなるんですが、午前中の記憶が曖昧なんです。
休みの日ならまだいいんですが、仕事の日だと困ります。
ひどいと午前中についたお客さんを覚えていないし、何を話したのかも忘れてしまっているんです。
それで失敗したこともありましたし、睡眠薬をなんとかやめたいと思った最初のきっかけになりました。
睡眠薬を飲み始めてからきっぱり飲まなくなるまで、私の場合は比較的期間が短いんです。
常用していた期間は1年弱くらいだと思います。
絶対にもう飲まないと決めたのは、意識混濁状態での大量服用のため………と書くと大変なことのように感じますね(;^_^A
簡単に書くと、アルコールと睡眠薬のせいで薬の量がわからなくなってしまったんです。
とくに自殺願望もなければ、なにか意図があったわけでもありません。
私がその晩に飲んでしまったのは、アモ○○10とベゲ○○ンAを合計15錠。
その前にデ○ス2錠も飲んでいます。
(ここに薬の名前を出しても睡眠薬と関係のない人には意味がないことなんですけど、飲んだことのある人のために書いておきますね。)
この頃には、家の中にあらゆる睡眠薬が飲みかけで置いてある状態。
眠れなくて毎晩ビールと一緒に飲んでいたのはアモ○○10を2錠と、ベゲ○○ンAを1錠でした。
この日は後から聞いたところによると、最初に薬を飲むタイミングがいつもより遅かったようです。
先に寝た旦那が私が居ないことに気づき、リビングを覗いたときにはソファで眠っていたようですが、いくら起こしても起きなかったわけです。
全部ここからは旦那に聞いた話です。
ゆすっても叩いても起きない私に不安になり、ゴミ箱を覗いてみると15錠分のゴミが出てきたそうです。
翌日の午後まで眠り続け、その後も夜中まで寝たり起きたりしていました。
その日は一日喉の奥が苦かったのを覚えています。
前回書いたように、いまの睡眠薬で簡単に死ぬことはありませんが、この出来事で怖くなってしまったんです。
薬を飲まないと眠れないし、飲まなきゃいけないような強迫観念がある…
完全に薬物依存の状態でした。
最初は前編と後編にわけて更新する予定でしたが
予想より長くなってしまったので3話に分けました(;^_^A
そんなわけで一日早く更新しました。
続きはまた明日更新します。
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