友人のカナちゃんには浪費家の妹がいます。
カナ「あのバカさぁ、自己破産してもわかんないみたいで、電柱に書いてある電話番号までメモして歩いてるよ。」
ユキ「なにそれ?電柱の電話番号?」
カナ「トイチの闇金だよ、他じゃ貸してくれないからヤバイとこで借りてんの。」
ユキ「えぇ~、それマズイんじゃない?」
カナ「うん、実家にまで電話かかってくるみたいだし、それで気づくと親が返してる。」
カナちゃんのご両親は、妹さんの借金返済のために退職金を使い果たしてしまったそうです。
この話を聞いてから、何かとカナちゃんから妹さんの話を聞くようになりました。
何度も妹の借金を返していて、そのうちの何回かはお渡したお金の半分は使い込まれてしまったそうです。
カナちゃんの妹さんは、お金を持つとブランド物を買いたくなるようです。
ブランド物欲しさに、自分のお金と人のお金の区別ができないんでしょうね。
そんなわけで何度も妹さんと縁を切ろうと思ったり、実際に縁を切ったそうですが、お金を払ってしまうご両親の姿を見て放っておけなくなるみたいです。
もう妹さんのためというより、ご両親のために借金を返している状態だったわけですね。
何度もご両親にお金を渡さないように話してはいるようですが、カナちゃんの妹さんには子供がいて、孫のためにご両親もお金を渡し続けていました。
そんなカナちゃんもたびたびの借金取りからの連絡に堪忍袋の緒が切れて、妹さんに絶縁宣言をしたそうです。
カナ「そしたらさぁ、あのバカなんて言ったと思う?呆れちゃったよ。」
ユキ「もう想像もできない…妹さんすごいもんね…」
カナ「ソープで働いてること親にバラされたくなかったら1千万よこせって(笑)」
ユキ「………(汗)」
この問題は解決しませんでした。
お金を出さなくなった姉に腹を立て、カナちゃんに言った通り父親に全て話してしまったんです。
カナちゃんは妹の借金返済をしていたことも、強請られてたことも説明しました。
カナちゃんは親にソープ勤めを知られ、妹さんは姉を強請っていたことを知られ、何も良いことはなかったんです…。
この後、しばらくはご両親とも顔をあわせにくい日々が続いたようですが、カナちゃんにソープ勤めまでさせていたことを知ったご両親は、妹さんにお金を渡すのを止めたそうです。
結果的には良かったんでしょうか…?
今はカナちゃんもご両親も妹さんがどうしているか全くわからないようです。
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