私が昔働いていたお店では、伝説になるほどの嬢がいました。



私がソープの仕事を始める前の話ですから、実際には会ったことはないんですが、何回も何回も店長から聞いていたので、まるで知っている人のような気がします。



彼女の名前は愛華さん、彼女はなぜ伝説になったのか?



愛華さんがそのお店で働いた期間は1年間ですが、その1年間でついたフリーのお客さんは25人だそうです。



彼女は伝説のナンバーワンです、25人しかフリーのお客さんについていないのに、です。



その25人のフリーのお客さん全てが彼女の指名客になってしまったんです。


そのお客さん達が愛華さんの予約を埋めてしまうため、彼女はフリーのお客さんにはつかなくなったわけです。



普通、ついたフリーのお客さんが100%指名で戻ってくることはありえないものです。



どんな良い嬢でもお客さんとの相性や好みの問題で指名にならない場合もあるわけですから。



そしてその25人のお客さん全てが、彼女がそのお店に在籍した1年間ずっと通い続けたそうです。



これもすごいですよね、2~3回の指名で来なくなってしまうお客さんも多いのに、全員が1年間通ってくれるなんて………。




ユキ「愛華さんってどんな人だったんですか?綺麗だったんでしょうね~。」



店長「それがすごく普通の子なんだよ、とびぬけて綺麗なわけでもなく、話が面白いわけでもない。」



ユキ「それでもそんなに人気があったなんて…すごいですね。」



店長「彼女のお客さん達は、彼女の優しさに癒されたんだろうね。」



ユキ「優しい人だったんですね。」



店長「たまにポカッと空き時間があっても、その時間にフリーはつけなかったんだよ、彼女の希望でね。」




愛華さんはとても人見知りする人で、フリーのお客さんにつくのが苦痛だったようです。



この愛華さんの話をする店長は、まるで昔の恋人の話をしているように優しい顔をしていました。




店長はその愛華さん以来、2回しか愛華という源氏名を使っていないんです。



面接をして「コレは!」と思った嬢にしか愛華は使わないと決めたんだそうです。



もしかしたら店長自身も愛華さんに対して特別な感情を持っていたのかもしれませんね。




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