私の先輩レイカさん。
新人さんの講習や相談ごとを全部引き受けていた面倒見の良い嬢でした。
まだ私と知り合う前のことですが、自分の目標を叶えるためにソープで働いていたレイカさんにガンが見つかったんです。
彼女は子宮を全摘出してから数年の間、ソープで働くことができなくなりヘルスで働いていました。
自分の目標をかなえるために、レイカさんがまたソープで働き始めた頃、私はソープの世界に入りました。
同じお店で働くうちにレイカさんにマットを教えてもらったり、いろいろなソープの裏話を聞いて仲良くなりました。
レイカ「この仕事をするなら絶対に子宮ガンの検診は毎年受けないとダメだよ!早く見つければ治るんだからね!」
私や他の新人さんに何回も何回も注意してくれていました。
レイカさんの場合は、少しガンが進んでいたため子宮の全摘出になってしまいましたが、もっと早く見つけることができれば子宮の一部を切り取るだけで済んだんです。
レイカ「子宮を取っちゃったら子供を生めないんだよ?結婚だってできないじゃん。そんな思いしたくないでしょ?」
自分の痛い失敗を他の子には味あわせたくないと、何度も検査を勧めてくれました。
レイカさんは性病にも詳しくて、怪しいお客さんについた嬢は必ずレイカさんに相談していました。
ユキ「コンジローマってどんな病気なんですか?」
レイカ「見れば病気だってすぐわかるから大丈夫だよ。普通のブツブツとは違うからね。」
レイカさんに相談すると安心したものです。
私の性病の知識や、マットプレイの基本は全てこのレイカさんに教えてもらったものです。
そんなレイカさんから数年前、久しぶりに電話があったんです。
レイカ「久しぶりだね!みんな元気にしてるの?」
ユキ「すごい久しぶりですね!元気ですよ、まだ吉原にいます(笑)」
レイカ「知ってるよ、HPみれば出てるもんね。」
ユキ「どうしたんですか?」
レイカ「お店やっと出せたよ!○○駅の近くなんだけど、今度遊びにおいでよ!」
レイカさんの目標が叶い、自分のお店を持ったんです。
ソープでは源氏名をお店にある名前から決める場合が多いんですが、そのお店では『レイカ』という源氏名は使われなくなりました。
どうしても『レイカ』という名前を使うと、このレイカさんを思い浮かべるお客さんが多くて、新しい人がやりづらいんだそうです。
それだけ、レイカさんはお客さんにとって印象の深い嬢だったのでしょうね。
もちろん、レイカさんを知る嬢たちにとっても強い印象を残していますし、影響を与えた嬢でした。
この人の話はこれからもいくつか出てくると思います。
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