前に、アウラニリゾートの固定週契約は余りお勧めしないと書いた後に、お勧めする理由を書くのもなんですが、固定週には固定週なりの良さがあります。
今、売出し中のアウラニリゾートには他のDVCリゾートにはない新しい契約形態として、固定週があります。世界中のタイムシェアリングの中でも、固定週を取り入れているのは恐らくハワイが主だろうと思うのですが、それぐらいハワイは特定の週固定でなければ予約は取りづらいという裏返しの理由があるのかも知れません。
日本では欧米ほど、タイムシェアリングの考え方が少ないですし、なにより会社等の勤務先での長期休暇が取りにくいという事情や経済不況の中で遊んでいられないという意識もあるでしょうから、特定の週に長期休暇を入れることは難しいかも知れません。それに、長期休暇をずらす実験も始まってはいますが、お盆やお正月といった時期を地域で変えることはナンセンスですから、結局は日本人にとっては、長期休暇を取る時期が重なることになってしまいます。
ハワイのタイムシェアリングの先駆者で大御所といえば、HGVC(ヒルトン・グランド・バケーションクラブ)とMGVC(マリオット・グランド・バケーションクラブ)があげられます。HGVCの実績を見ると、固定週契約をされていない方は繁忙期の予約が取れていない状況が見て取れ、代替措置の裏技を求める掲示板情報が大盛況だったりします。
ただ、DVCはHGVCやMGVCと比べると、契約条件は緩やかです。HGVCやMGVCでは固定週の契約時期により、基本契約金が1.3倍くらいから2~3倍になると聞いています。その点、DVCは年間を通して、1.1倍ですから、良心的といえるかも知れません。裏の事情を言いますと、タイムシェアリング大国のアメリカの実績では、実は固定週に実際に宿泊をしている人は契約者の5割を切っているそうです。3割ぐらいと言う統計もあります。実際は固定週契約のメリットが生かされていない訳ですから、DVCはあまり踏み込まないという方針になったのかも知れません。
職業別に言えば、教員の方なんかは休暇時期が夏休みとか冬休みに固定されますので、固定週を契約するメリットは十分にあります。夏のバカンス、年末年始の休暇は世界共通ですし、3月4月のイースター時期もキリスト文化の欧米では旅行の繁忙期です。日本とアメリカで旅行の繁忙期が異なるのは、日本ではお盆が8月のど真ん中に入っているのに対し、アメリカではお盆に相当する感謝祭が11月第4週になるというぐらいでしょうか。
どこかの掲示板で拝見した記事ですが、固定週契約した固定週全日に宿泊できない場合、残った日のポイントはどうすればいいのか、翌年度にバンク出来るのかという質問がありました。多分、最初の予約が固定週でないので、一旦、固定週をリセットして、ポイントをフリーにしてから、ホームリゾートとしての11ケ月前ルールで宿泊予約することになると思います。したがって、契約上の固定週期間ではありますが、必ず予約できる保証はないことになります。また、余ったポイントはフリーになっていますから、この分はバンク出来るはずです。