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都内在住の4人家族です
私:ゆるキャリ散財家。趣味はお料理。
夫:穏やかで優しい食い道楽。
子:反抗期6年目に突入のモラハラな高1
子:優しく誰からも好かれる癒し系の中1
教育費を中心にナチュラルに散財してきたため、お金のことを学んで将来に備えたいと思ってブログを始めました。
よろしくお願いします
池袋にかき氷を食べに行った時に立ち寄った本屋さんで見つけたこちらの新書
2024 年4月発売で
池上彰さんと佐藤優さんの対談をベースにまとめられています。
めちゃおもしろかったです
やっぱりターミナル駅にある大きい本屋さんって、本当に最高
読んだ感想は
・インドネシア株に投資してみたい
・今秋の米大統領選が気になるぅぅ〜
・岸田さん意外に外交上手よっ!キッシーやるな
・混沌の時代はチャンスの時代でもあるな〜
・自国第一主義が和平につながりますように
・歴史は揺り戻し繰り返すから、もう一度学び直したいな
グローバルサウスという言葉を知ったのは、恥ずかしながら、子どもたちの受験勉強に伴走しているときでした。サピの授業で先生が話してくれていたようで、下の子に教えてもらいました。
下の子は、池上彰さんのニュース番組が大好き
とても物知りで、いろんなところで仕入れた情報を得意げに教えてくれます ちなみに上の子は、政治に関心が高いです。丸の内の本屋さんで見つけた、この本、図書館にもないし、買ってあげようかな。政策っていうより政治家に興味があるのかな?
へ〜っと思って印象に残った点をいくつかメモ書きします。
印象ベースなので間違っているかも
・グローバルサウスとは、アフリカ・中東・アジア・ラテンアメリカの中で国力をつけて存在感を高めてきた新興国の総称
具体的には、
【アジア】中国、韓国、インド、インドネシア、タイ、マレーシア、フィリピンなど
【中東】 サウジアラビア、UAE、イラン、イラク
【アフリカ】南アフリカ、エジプト、ナイジェリア、ケニア、リビア、エチオピアなど
【中南米】 ブラジル、アルゼンチン、チリ、キューバ、ペルー、ウルグアイなど
・2050年グローバルサウスの人口は全世界の3分の2に
・2050年グローバルサウスの名目GDP合計は、米国や中国を上回る規模へ
・グローバルサウスの原点はAA会議バンドン会議(これサピに出てきたよ〜)
・G7を初めとしたグローバルノースは、民主主義的な価値観を世界に広げ、グローバルサウスを植民地支配で搾取してきた
・イスラエルの攻撃に反意を表した南アフリカはアパルトヘイトによる暴力的差別を経験していたから
・ソ連ロシアの外交は「遠交近攻」
・アフリカ諸国にとって投資するロシアは中国より魅力的
・アフリカ諸国は西洋の植民地支配からの脱却を援助したソ連に恩義を感じている
・世界はグローバル(地球はひとつ)という考え方の揺り戻して、世界が自国第一主義に戻っている
・米国の国力が弱まり、独裁的だが優秀なリーダーによる経済成長をとげたグローバルサウスの国力が高くなってきている
・これからはグローバル基準ではなく、自国と外国という二国間(や地域別)のインターナショナルという概念へ
・日本がアメリカ追従外交から決別
・インドネシアが世界第4位の市場に、日本の味方にするには??
・石橋湛山の小日本主義に戻る
小日本主義。いい考えだと思いました。
個人的には、欧米の植民地支配的な発想は好きではないし、大日本帝国時代の形ばかりの大東亜思想も好きではありません。結局、太平洋戦争でアメリカに負けたんだという事実があるなか、米国の国力に陰りが見え、時代が大きく変化しようとしています。団塊の世代という重荷がなくなったあとの日本をどう構築していくのか、とても興味深いです。
あとちゃっかり成長国の株を買って、その勢いにあやかりたい
岸田さんの国連総会における演説の解説が本書で紹介されていましたが、これも実に興味深いものでした。
アメリカの価値観である「民主主義」という言葉が一切出てこないG7首脳の演説は異例だそうです。
ゼレンスキーとの会談に、広島名物のしゃもじをもって応援に行ったというのも興味深かったです。
対談形式なので、言葉も平易だし、トピックごとに話が分かれているので、子どもたちもつまみ読みしてくれたらいいな〜 旅行にくるとたくさん、本が読めるので、最高です しばらく本に関する記事が続きそうです。