プルメリアの伝説 | 柿の種千兵衛 (かきのたね せんべ~)
「プルメリアの伝説」という映画をご存知でしょうか。知っている方は、よっぽどの年寄りかも知れないですね。今でもテレビや雑誌によく出ておられますが、私らの団塊の世代の超ビッグなアイドルだった歌手の松田聖子さんの主演第二作目のタイトルです。1983年7月2日に公開されました。30年も前の映画です。「天国のキッス」という主題歌も大ヒットしました。

聖子さんの役どころはハワイの日系2世というふれこみで、暴漢に襲われそうになったところを通りかかった青年に助けられ、恋に落ちるというお決まりのラブスーリーですが、お相手の俳優さんはその後に新夫になる神田正輝さんではなく中井貴一さんだったですね。それはどうでもいいとして、タイトルにある「プルメリア」って何だかお分かりですか。

ハワイの州花ともいうべきでしょうか。レイや香水によく使われる花木ですね。インドネシアのバリ島ではお供えに使ったりもします。

  

プルメリアの花というか、この木の枝が、毎年エプコットの3月から5月頃に開催されるガーデン・フェスティバルの特設ショップで売り出されます。単色の花が咲く品種だと1本20ドルくらい、八重の花だと高いもので1本35ドルくらいしています。

長さ50センチほどの二股になった枝ですが、馬鹿にならないほど高いです。今年は2本買いましたが、会期末も近いこともあって、2本で25ドルでした。知り合いのキャストさんの話では、フラワー・フェスティバルが終わると業者さんは商品を持って帰らずに、キャストさんに投売りするそうで、それを目当てに狙いものを定めている方もいるとか。

それはともかくも、このプルメリアの木。今年のショップの方はすごく親切な女性だったのですが、お前はどこに住んでいるかと聞かれたので、日本だと答えたら、一瞬回答に窮して、天を仰いでから、日本で育てるには・花を咲かせるには…と、15分くらいレクチャーしてくれました。

「実はね、過去10年くらい、毎年買って帰って、植えているんだけど、花が咲いたのは1回こっきりで、後は寒さにやられて枯らしてしまったのよ」と身の内話をたどたどしく話したら、ますます同情してくれたのか、冬場はこうしたらいい、温度管理はこうしたらいいとか、それはそれはご親切に園芸指導をしてくれました。

でも、温室がないので、正直なところ、冬場は難しいですね。木漏れ日のあるガラス窓の内側に置いたりしますが、部屋の中の乾燥も花にはあまりいけないようで、管理が難しいです。でも、インターネットで検索したら、結構、花を咲かせている人がいるので、驚きました。きっと、10年間も枯らし続けているのは私だけかも知れません。

そのインターネット情報によれば、プルメリアという花は面白い花ですね。てっきりハワイの州花だと思っていたら、なんとラオスの国花なんです。それも仏教国ラオスにふさわしくテンプル・ツリー(お寺の花)と呼ばれるそうです。仏教発祥の地インドでは墓地や寺院の庭によく植えられているようです。それが広まって、南国では街路樹などに使われるポピュラーな花になったとか。

今年は何が何でも、首にレイを掛けられるぐらいプルメリアの花をいっぱい咲かせてみたいです。何しろ、500ドル以上も投資しながら、ほとんど枯らせていますので。とは言っても、買ったのはたった2本ですから。