山の里加子母。今朝は雨。太平洋上の熱帯低気圧は今後台風15号となって、今夜
にも東海地方に接近した後、関東地方に向かうとのこと。雨台風になるとの予報
です。
今日は秋分の日。お彼岸の中日です。雨の合間をぬつて集落の共同墓地にある我
が家の墓にお詣りに出かけることにしています。
9月19日は敬老の日。私が住む当地の上桑原区長(自治会)からお祝いの手紙を
いただきました。
お祝いの品は赤飯と紅白饅頭、果物のリンゴと梨でした。
17年前に中津川市へ合併するまでの旧加子母村時代には、毎年、村主催の敬老会
が開かれ宴会や余興が行われていました。芝居小屋明治座で行われた敬老会では地
歌舞伎の公演が行われたこともありました。
中津川市に合併後、市役所など行政は敬老会の行事とは一切関わることなく、行事
と費用はずべて自治会に丸投げして知らんぷりです。その肩代わりをしているのが
自治会であり老人クラブです。
市はその代替措置として100歳になった人を訪問して、市長など市の幹部がお祝
いをする方式を取り入れています。
当地加子母の現在の人口は2500人。その内老人クラブの会員数は約1200人
です。
私が21年前に定年で帰郷したころの旧加子母村の人口は約3500人。今では1
年間に生まれる子供の数が10人を切り、亡くなる人が50~60人となって、文
字通りの少子高齢化と過疎化が進行しています。
このような地域社会で農林業や地場産業、自治会の運営、宗教や伝統行事の継続を
支えているのが高齢者です。
70歳になっても現役として労働に従事しています。つまり高齢者の働きや関与な
しに地域社会は運営できないといっても過言ではありません。
以下の写真は万賀地区のKさん。75歳を超えたおばあさんです。朝から夕方まで
一人で田畑の畔や法面の草刈りをしているとのことです。
*撮影日=2022.9.21