山の里加子母。今朝は曇り。昨夜降った雪が里に積もっています。スマホの予報では午前中は雪マークが付いていますが、午後からは曇り。夜には再び雪マークと、あわただしい一日になりそうです。

 

今日の午後、近くの診療所で第3回目のコロナウイルスワクチンを接種する予定です。副作用が出ないことを願っています。

 

その後、当地の上桑原研修センターで、写真クラブの2月例会。こちらも慌ただしい一日になりそうです。

 

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岐阜県加茂郡白川町の飛騨川沿いを走る国道41号線に立てられた「天心白菊の塔」。

 

1968年(昭和43年)8月18日午前2時11分、乗鞍岳を目指していた愛知県岡崎地方の観光客を乗せた観光バス2台が、この地方を襲った集中豪雨を避けるために、白川町の国道41号線上に停車していたところ、突然土石流に襲われ、増水して濁流となっていた飛騨川に転落しました。

 

 

睡眠していた乗客たちは何が起こったかもわからないまま、バスは一瞬にして飛騨川の濁流に巻き込まれ水没してしまいました。

 

この事故で犠牲になった乗客・乗員の104名と、白川町内などで集中豪雨災害によって死亡した地元の人たち14名を含む合計118名の人たちを慰霊するために、翌年8月に建立されたのが「慰霊碑」と「天心白菊の塔」です。

 

 

 

天心白菊の塔と慰霊碑が立つこの地から対岸へ新たな橋を架けるため、白川町は塔を撤去し、慰霊碑を飛騨川上流部の同町河東にある「道の駅美濃白川」に移転することにしました。移転時期は今年6月とのことです。

 

 

対岸のJR高山本線をはしる普通列車。小さくてよく見えませんが、慰霊碑と塔は建立以来52年間に亘り、この風景を見続けてきました。

 

国道41号線を通るたびにここで休憩して、飛騨川バス転落事故を思い出しながら合掌をしてきました。それもあと少しで終わりそうです。

 

 

*撮影日=2022.1.30