忖度(そんたく)。今、この言葉が脚光を浴び

ています。

 

安倍政権の命運にかかわる「森友学園」問題

のキーワードです。

 

開設予定の学校名が「安倍晋三記念小学院」、

同校の名誉校長は安倍総理夫人安倍昭恵氏

となれば、国の官僚ならずともひれ伏さざるを

えない状況に追い込まれます。

 

まさに水戸黄門様の印籠です。

 

学校建設地の評価額が10億円のところ、8億

円以上の値下げをして森友学園に払い下げら

れたのです。

 

地下に埋まっているというゴミを取り除く費用を

差し引くというのがその理由です。

 

過去にこのような大幅な値引きをして国有地を

売り払ったという事例があったのでしょうか。

 

財務省もマスコミもその事例を明らかにしませ

ん。事例が無いからできないのでしょう。

 

こうした事態になった最大の原因は、近畿財務

局や大阪航空局が、政権トップの森友学園との

深いかかわりを重く受け止めたからにほかなり

ません。

 

つまり安倍首相と安倍昭恵氏の気持ちを「忖度」

したのです。

 

でなければ、通常、一民間人の陳情など無視す

る官公庁が軽々に動くことなどということは無い

からです。

 

忖度をした関係者ではなく、影響を与えた安倍

首相が、「忖度はない」と言っても全く説得力が

ありません。説明にもなっていません。

 

森友学園問題がうやむやにされることなく、徹底

的に解明されることを望みます。

 

【忖度】 他人の心中をおしはかること。「相手の

     真意を―する」。

     力を持つ上の者の気持ちを先取りし、機

     嫌を損なわないように・・・・。

     (広辞苑)

 

*妖怪たちも怒っています。(鳥取県境港市の水木

しげるロード)

 

 

 

 

 

 

 

*撮影日=2017年3月14日