阿野全成の風景 言い訳のような、ご紹介のような | == 肖蟲軒雑記 ==

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ツボに籠もっているタコが、「知っていても知らなくてもどっちでも良いけど、どちからというと知っていてもしょうもないこと」を書き散らすブログです

みなさま、このところずっとプレタイトル英語化をご無沙汰しているうちに後半戦に突入した『鎌倉殿の13人』です。一昨日の話もそうきたか〜となかなか見応えがありました。

 古ーい朧げな、霞の中にを辿ると、かつての『草燃える』ではわがままいっぱい、同情する余地なしという頼家(郷ひろみ)という記憶でしたが、今回の頼家は同情する余地があるという人物像です。また、かつての比企能員(佐藤慶)は、配役からして最初から悪いヤツ(敵役)という先入観で見てしまいましたが、今回は身の丈に合わない権力欲に目が眩んだ小物のオッサン感ありまくりで(褒めています)、なかなかいいなあと感じます。

 

そのことはともかく、現在は8月第2週に予定されている「お盆 阿野全成ウイーク」の準備に向けて、私自身も身の丈に合わないことを始めてしまい、収拾がつかなくなっているため、毎週のことができなくなっているのです。下の画像が、大泉寺からの発信です。

 

 

 

(ここまで言い訳)

 

何が身の丈に合わないか、というと「地理と歴史」というテーマを深掘りしようとして、当時の景観をわかりやすくご紹介するにはどうしたら良いか、と考えあぐねた挙句、想像図(妄想図)を描くことにしてしまったからです。

 

題して、「阿野全成の風景」です。

 

当初はパソコン上の画像加工ソフトを使おうかとも思ったのですが、手持ちのものではなかなかうまくいかない、良い機能がありそうなものは価格的に手が届かない、ということでいっそ手描きにしよう、という結論に至りました。

 

我が身の中学の美術の成績を考えると無謀なことですが、大学時代にトレーニングを受けた生物スケッチ(プランクトンの顕微鏡画像など)の経験とトレーシングを応用すればなんとかなるのではないかと考えてのことです。

手順は以下の通りです。
(1)それらしい場所に行き、写真を撮影する。

(2)適当な大きさで印刷した写真の上にトレーシングペーパーを置き、地形を写しとる。

(3)当時の資料(絵伝など)や景観を残している場所の画像をもとに、風景を想像で補う。
というものです。

(3)が結構大変なのですが、これをちゃんとするためには、現代の建物があまりたくさんあるところはマズいので、結局(1)に戻る、なんてこともあったりします。
そんなこんなで、1つだけ描き上がりました。

元になる写真です。(富士市中里近辺で撮影しました)

 

 

こちらが作成した浮嶋沼の想像図。中央の船を大きく描き過ぎているため(色鉛筆だと修正が効かない:猛烈に反省)、距離感が狂ってしまいます。


 

「ヘタクソだからやめておけ」という温かいご批判や、「まあうまくいってんじゃない(笑)」という冷たい励ましなどお待ちしております。

 

当日までに、こんな感じの絵が何枚か用意できれば良いのですが…