関連会社がベトナムにもある関係でベトナムのアコヤ真珠養殖場を見学させていただきました。

20数年前に天草の真珠養殖場で研修をさせて頂いたことがあるのですが、日本アコヤの絶頂期だったあの頃の活気がベトナムの地でも見られました。アコヤ真珠って貝も真珠も小さいからとにかく数をこなさなきゃいけないんですよね。作業屋形の上に所狭しと貝が積み上げられ黙々と作業をする人達の姿は懐かしく親近感をおぼえました。

この会社で主に生産していたのはこれです。


2〜4mmぐらいしかないんですよ。これが1つの貝に2〜3個入っています。このサイズの真珠はベビーパールと言うのだそうです。この会社の真珠は主にペルラジオーネというショップチャンネルのお店で販売されています。

白蝶真珠をやっている僕らからしたらケシのサイズなんですけどこれだけの数で綺麗な丸を揃えるのはまず不可能です。それとアコヤ真珠の最大の強みはテリです。白蝶と違って巻が繊細だからこのテリが出るのでしょうね。写真でしか見たことないけどベビーパールのロングネックレスはいいですね。

実はこの海域白蝶貝もあるんです。


でも稚貝を育てるのは至難の業で商業的には厳しいそうです。ただ、いくらかは生き残って浜揚げまでもっていき巻の素晴らしい真珠ができたそうです。

とにかくプランクトンは豊富な海域なのでしょう。カキや他の貝類の養殖もさかんでした。




ベトナムアコヤまだまだ伸びそうです。頑張って下さい。