最近、数人の同業者さんから海水の温度が異常に高いという情報が入ってきました。インドネシアの海はたいてい2月ぐらいに水温が最低になってそれから徐々に上がってきます。4月になれば場所や年にもよりますがタリセ島周辺であれば28度か29度ぐらいまで上がります。

今回最初に情報をくれたマルク州のMさんによると通常は最高で30度に達する日が2、3日あることもあるが、今年は1週間も30度を超えたままだとか。その影響は今のところはっきりしていないが稚貝や玄貝(真珠の入っている貝)の衰弱が心配とのこと。

実際に玄貝が死んでいるという情報も数件入っています。

うちでは稚貝が3月の水温上昇期に多く死にました。これはいつものことなので心配していませんでしたがMさんの情報を聞いたら少し心配になってきました。ちなみにうちの25m水深の温度は29度ぐらいです。ちょっと高いという程度。

そう言えば、3月に採苗をしましたがこの時の卵の持ち具合は今までにないほど大量でした。成熟度はいまいちだったけどそれでも十分な量の幼生が孵化してその後の成長もとてもよかったです。通常より2、3日早く付着しました。

話はちょっとずれますが、今年は果物の出来がよいようです。ドリアンは少し前に最盛期でしたが豊作だったためあちこちで軽トラに一杯積んで安く売っています。ランブータン、ドゥクなども豊作で味もとてもよいです。

今月末に真珠の浜揚げがあります。さて、こちらはどんな結果がでるでしょうか。吉と出るか凶と出るか。