インドネシアへ住み着いてかれこれ20年ほどになりますが、日本で梅雨入りのニュースが流れると決まってインドネシアの一部地域でもじとじとと雨が降ります。最初に滞在したのは元イリアンジャヤでしたがこの時期はよく雨が降っていました。その後2年ほど滞在した西バリでは4月頃から乾季に入って10月ぐらいまでカラカラに乾燥していたように記憶しています。今いる北スラウェシは10年ほどになりますが梅雨時は必ず雨が降るように思います。今年も先週ぐらいから毎日雨が降っています。

数年前は乾季がほとんどなくてこのまま雨季になっちゃったなんてこともありました。

この後南風が吹いてくると日本では台風の季節で、タリセ島では毎年浮き桟橋や筏が壊れます。

こんなことを文章にしてみると、どうも自分の記憶違いがありそうな気がしてきたので今度現場で記録している雨量のデータをまとめてみようと思います。

そう言えばこの間タリセ島に視察に来た水産局の人に、環境データをちゃんと記録しないといけないんじゃないかと指摘されたけど、長年この仕事をしていて雨量や水温など環境の変化が貝や真珠に影響を与えることって意外にも少ないように感じています。溶存酸素やプランクトン量なんかも記録していたことがあるけどこれもちょっと変化したからと言ってすぐに貝に影響がでることもあまりありませんでした。そんな訳でだんだん検査の項目が減ってきてしまったのだけど、こんなデータはインドネシアでもそろそろ公的機関で検査してデータを収集し公開するようにしてほしいものです。

そう言えば最近よく通る田舎道の端に気象観測をしている建物がありますが、そんな所へ行けば何か情報があるのかもしれませんね。