小2の秋に、突然A先生から電話がありました。


「最近の様子をお伝えしたくて…」という感じで、話の内容も個人面談の際も教えてくれたようなことでしたし、最初は特別なことは言われませんでした。


その後も、同様の電話が何回かありました。

私は仕事中で、業務を抜け出して対応していたこともあり、「早く仕事に戻らなくては…」と気が焦ってしまい、あまり深く捉えていませんでしたが、高頻度で連絡があることが少し気になりました。


何回目かの電話で、小2も後半になり、引っ越してきたとか、マイペースな性格だから…では、片付けられないくらい、目に余るものがあるというようなことを言われました。

支援した方が本人のため、このままだと本人が生きにくい…みたいなことも言われました。


正直、初めは「は?」という感じがしました。

先生も言葉を選んでいるようで、ストレートな言い方はしていないものの、支援、支援と連発されて発達障害を疑われていると直感で分かりました。

良い気分はしませんでした。

すぐに信じる気持ちにもなれず、もちろん信じようとも思えず、日々の生活に忙殺されて有耶無耶にしてしまいたいと考えていました。


でもやはり、そこまで言われると引っかかりが残り、夫に伝えました。

そして発覚したことですが、夫もA先生と話していて、似たようなことを言われているのに、深く捉えずにそのまま放置していたようです。

無口で何も言わない夫の性格がそうさせたのか、本当にたいしたことではないと記憶の片隅に追いやられてしまったのか、そのどちらもあるのだと思いますが、夫婦できちんと話し合う時間さえ設けていなかったことを反省しました。




別の投稿で書くつもりですが、我が家には親の介護、コロナで予定が大きく狂ってしまった住宅ローンの返済と夫婦の働き方など、長男のこと以外にも課題が複数あり、特にこの頃は夫婦でシャカリキに働いてかなり忙しくしていたため、完全にすれ違いの生活を送っていました。

まぁこれは、言い訳でしかないのですが…





その後もA先生からの連絡は続き、私たち夫婦が気づかない(振りをしている)ことに痺れを切らしたのか、「黒板を写すのに異常に時間がかかるのは、視力が弱いのではないか」とか、「タブレットを利用して見やすく工夫しても改善しないので、視野が狭いのではないか?」など、内容のベクトルも少しずつ変化していきました。

忙しい生活の合間を縫って、長男を眼科へ連れていき検査したり(結果は異常なし)、私の方も正直面倒くさいと思っていたし、もういい加減にしてほしいと、A先生からの着信を鬱陶しく思う時期が続きました。