最初に、長男の異変を知らせてくれたのは、小2の時のクラス担任の先生です。
A先生とします。
男性の先生で、おそらく20〜30歳代くらいかと思われます。
A先生は小1、小2と、長男の担任でした。
我が家は、長男が小学校へ入学するタイミングで県外から転居してきたので、親も子もまったく知り合いがいない中での入学でした。
ちょうどコロナ禍でイベントや行事はことごとく中止になり、他の親御さんに挨拶できるような機会はない時期でした。
困った時に頼ったり、何か聞いたりできるのは先生だけ…という環境での入学でした。
A先生も長男の小学校入学のタイミングで、他の小学校から異動されてきました。
入学式でA先生を初めて見た時、とても若く見えたし、着任初年度ということもあって、失礼な話ですが、漠然と強い不安を感じてしまいました。
でも、後から考えると、この先生がとても一生懸命に長男のことを考えてくれたので、親として本気で向き合うきっかけができて、結果として良かったのだと今は感謝しています。
恥ずかしながら、A先生が私たち家族に長男のことを訴えてくれなかったら、私は今でも仕事を続けて、忙しさを言い訳にして、長男のことを最優先に考えられず、長男にとってはもっともっと辛くて生活しにくい環境になっていたと思います。
長男もA先生のことは大好きで、1〜2年生の2年間は一度も行き渋りをしたこともなく、自発的には喋らないものの質問すると楽しいと言いながら小学校に通っていました。
本人の性格的に、しっかりした女性の先生や、細かなことを何回も注意するような先生は合わないと思うので、おっとりと構えて、のんびりと見守ってくれるA先生は相性が良かったのだと思います。
続く