リクガメをできるだけローコストかつ健康的に飼う方法について。

 

親に「カメ飼いたい!」と言って

 

「具体的にどうやって飼うか教えなさい」と返されたら

 

この記事を紹介すれば間違いなしです(なお飼えるとは限りません)。

 

 

目次

 

1.エサどうするの

 

2.飼う場所どうするの

 

3.環境はどうするの

 

4.飼育にかかる手間どうするの

 

5.病気になったらどうするの

 

6.冬になったらどうするの

 

 

 

Q1.エサってどうするん?

 

A.その辺の野草と野菜を与えます。

 

当たり前のことなんですが、リクガメはもともと

 

野生動物なので、その辺の野草とかで育ちます。

 

排気ガスとか除草剤、犬・鳥のフンとかに気を付けて

 

場所を選んで採集し、洗って与えればオッケーです。

 

まぁ栄養バランスとか考えていろんな野草を

 

与えなきゃならないんですが、オオバコとかいいらしいです。

 

甲羅の形成に必要なカルシウムを多く含んでいる野菜は

 

小松菜とかチンゲンサイとかです。

 

 

ちなみにカルシウムとビタミンも別途サプリとかで

 

必要です。

 

が、カルシウムは卵の殻から薄皮をひっぺがして

 

細かく砕いたもので摂取できるそうです。

 

ビタミンのサプリも、そこまで頻繁に使うものではないので、

 

ひと瓶1000円~2000円程度で

 

一年ほど、量的にも使用期限的にも使えるものが買えてしまいます。

 

野草の少ない冬の間は人工飼料やダイコンの葉やら、

 

あとは発芽野菜などを与えます。スプラウトとか。

 

 

Q2.飼う場所ってどうすんの?

 

A.環境を整えていれば外が望ましいですが、

 

室内飼いも全然アリです。

 

外で飼ってる例とかケージの中で飼ってる例とか、

 

色々あるんですがどちらにせよ環境が大切です。

 

種類によって異なりますがリクガメの住みよい環境なら

 

どちらでもいい感じでした。

 

 

Q3.どういう環境を作ればいいの?

 

 

A.種によりけりですが、最低限必要なものは大体

 

共通しています。

 

外で飼う場合は脱走防止の柵でかこう必要があります。

 

リクガメは意外と好奇心旺盛なヤツが多く、のろまそうに

 

見えて活発だったりもします。

 

そのため普通に脱走とかします。

 

飼う場合はまず脱走防止の柵がいります。網目が細かいと

 

うまく爪をひっかけてのぼっていってしまうことがあるので、

 

ゴムみたいな素材の壁が好ましいです。

 

爬虫類用の紫外線ライトや、温度を高温に保つためのライト、

 

もしくは床から温める形でヒーターなど。

 

リクガメを飼う場所には温湿度計を設置します。

 

また、水入れ(リクガメが間違って入れないような大きさ)

 

も必要です。

 

あとは床材です。これに関しては色々な種類があり、ひとくちに

 

リクガメといっても様々な種類がいるので、種に適したものとか

 

効果や取り替え頻度、お値段などを参考にしてください。

 

バーミキュライト、ヤシガラを粉砕したもの、赤玉土、樹皮、砂

 

など、けっこう種類があります。

 

ちなみに外で飼う場合は日陰や寝床になるような

 

隠れ家的なものが必要です。

 

 

Q3.リクガメの飼育にかかる手間って何や

 

A.温浴や床材の交換、日光浴、エサやり、温度調整など。

 

温浴はリクガメをぬるま湯につけて洗うという行為です。

 

ただわりとストレスになるらしいので、汚れているとき以外はあまり

 

やらない方がいいのだとか。

 

床材の交換では、総取り替えするのが月一程度、

 

糞尿とその周辺部は適宜取り除きます。

 

日光浴は外飼いの場合は特に必要ないです。

 

室内飼いでも朝起きてすぐにリクガメを外に

 

出して、時間を決めて浴びせてあげれば大丈夫らしいです。

 

外に出すことが難しい場合は爬虫類用フルスペクトルライトなどを

 

活用して規則正しい生活リズムにし、甲羅の健全な形成を促します。

 

それから、散歩もリクガメにとっていいらしいです。

 

その際には亀のフンを持ち帰るためのスコップとビニル袋を

 

持ち歩きます。

 

 

Q4.病気になったら

 

リクガメはちょっとした変化が重大な病気の現れだったり

 

するので、その辺は気を付けて観察します。

 

いつもより動きが鈍いとか甲羅をひきずるとか、

 

鼻水を垂らすとか。

 

そして病気になったら、ですが、カメとはわりとマイナーな生き物です。

 

犬猫と違い、診察してくれる動物病院はぐっと減ります。

 

そのため病気になるたび動物病院に駆け込むのはなかなかの覚悟が

 

いりそうです。あと金銭も。

 

しかし今回は「できるだけローコストで」「健康的に」と書いたので、

 

市販の薬を使って治療・様子見する方法を推奨します。

 

皮膚病や下痢の薬などは通販でも普通に薬が販売されており、

 

それを購入して与えるのがよさそうです。

 

素人判断になってしまうのがまずいと思う人は素直に

 

病院に行ったほうがいいですが。

 

そして重大そうな病気であれば動物病院へ直行。

 

 

Q5.冬の間ってどうするん?

 

リクガメには冬眠する種類と冬眠しない種類がいます。

 

冬眠しない種類はいつも通りに温湿度の調整に気を付けて

 

飼えばよいのですが、冬眠する種類は冬の間冬眠させる

 

方法があります。

 

ただし冬眠させるとそのまま目覚めなくなるリスク

 

(要するに永眠する)や、冬眠から醒めたあとに

 

調子が悪くなるリスクもあるので、低温での飼育

 

などもおすすめされているようです。

 

また、冬眠をさせる場合は何かしがの箱に

 

土を入れ、それにカメを入れて、箱を毛布などでくるみ、

 

氷点下にならないように最大限注意するという方法が

 

あります。

 

 

 

  まとめ

 

まとめる必要もあまりない程度にサクッと読めるよう

 

書いたので、とりあえず大切なことを一つだけ言っておきます。

 

カメは長寿です。

 

初心者がウン十年も長生きさせるとは限りませんし、熟練者でも

 

老衰以外の原因で死なせてしまうことはままあるので、一概には

 

言い切れませんが、ペットショップなどで売っているカメを買って

 

飼うなら、長い寿命が尽きるまで、死ぬまで飼いましょう。

 

何十年とかかる場合があります。

 

本当に衝動買いなどには気を付けて。