立川大会の結果は前のブログでご報告した通りです。
PCR検査から始まり、感染症対策が徹底される中で、選手が大きなストレスを抱えることなく大会を終えることができたのは、大会関係者の方々のご尽力の賜物の他なりません。
新型コロナウィルスによりたくさんの方が苦しんでいると思います。
その事実は僕達も受け止めなければなりませんし、少しでもその負担がなくなるよう努める必要があることは言うまでもありません。
ただ、そんな中でも、このウィルスのマイナスな面ばかり見ていても前は向けなくて、そう言った意味では、このウィルスは人間のパワー、団結力を再確認させてくれるような、少し前を向けるような要素もはらんでいるように思えます。そんなことを感じた2021年ジャパンツアー開幕戦でした。
スポーツなんて、オリンピックなんて、命より大事なことはありませんし、極論なくなっても人は生きていけます。この状況になって、さらにその意味を考えるとともに、今僕達はスポーツ選手として何をすべきか?そして今後何をしていくべきかということを、いつもより考えるようになりました。
そしてその考えを、思いを、「そこに大会があるのであれば」、コートの上で表現したいと考えます。
新型コロナウィルスに関して僕達は専門家ではありません。自分で考えることは確かに必要ですが、このことに関しては専門家の見解をしっかりと聞き、従っていくべきだなぁと思います。
ただ、そんな中でも一人の人間として、選手として、思いや考え、自分の向かいたい方向、目的地は表明していけるような個人でありたいです。
黙っていることは、賛成していることと同じだと、僕は考えているからです。
状況は刻一刻と変化する世の中ですが、僕達はビーチバレー選手で、同じように変化する自然環境や対戦相手と戦っているわけです。いつだって変化と柔軟に向き合って、最善を尽くすことには慣れているでしょう。
まだまだここからどうなるかわからないウィルスとの戦いではありますが、今こそ僕達は力を発揮する時です。
(どんな状況でも試合はできるんだ!ということを言っているわけではありませんよ)
個人だけでなく、業界全体が同じ方向を向き今大会のように団結していければ、きっと状況は変わる。そしてそれはもっと大きな集合体にも影響を及ぼすことがができると僕は信じています。