富良野の「風のガーデン」は

青や紫の花が多かったように思う。

急ぎ足だったので、背の低い花は見落としていたのかもしれないが、

あまり赤やピンクの花は見かけなかったように思う。

 

地べたに植えた「花壇」というイメージではなく

程よい高さの花たちが、風にそよぐ、まさしく

「風のガーデン」だ。

 

花々の間を通って、白くて洒落た家の前に来た時は、

もう暗くなっていて、家の中には明かりが灯り、まわりの

ライトアップも目立っていた。

 

中井貴一さんはこの家の中で、どんな演技をされたのだろうと

思いながら「風のガーデン」をあとにした。

 

「風のガーデン」内の白い家

 

ホテルに帰り、大食堂で食事が出来たのは、結局、

10時半くらいだった。「これじゃ夕食でなく夜食だな。」と

笑けてしまった。お洒落なフルコースのような洋食だったが

「こんな時間に消化に悪いな」と思いながら頂いた。

 

でも全然腹も立たず、満ち足りていたのは、思いがけず

「風のガーデン」に行けたからだ。

これが旅の醍醐味。