坪内ネンテンさんの句に、 三月の甘納豆のうふふふふ というのがある。

俳句を知らない私でも、いいな、と思うし、一度聞いたら忘れられない句だ。

時、まさに三月、甘納豆の本当の季語はいつだろう、と ふと思って調べたが、

わからなかった。ふふふ、でもなく、うふふ、でもなく、うふふふふという、字の並び

がいい。甘納豆が、でもなく甘納豆は、でもない、甘納豆のうふふふふ。

こっちまで思わずうふふふふ,の気持ちになる。ネンテンさんのまねをして一句。

三月のコンペイトウのあはははは 字余り。ほうじ茶でもいれて甘納豆を食べようかな。