● 大手の効率に対抗した非効率の商店街地図
● 大手の効率に対抗した非効率の商店街地図
こんばんは。島村信仁です。
今週、山形県の鶴岡市に仕事で行ってきましたが、その鶴岡にある鶴岡商店街が面白い取り組みを行っていたのでご紹介します。
それは、非効率な手間をかけた商店街の地図です。
ほとんどの全国にある商店街の地図というと印刷された味気のないものが多く見受けられます。
でも、鶴岡市商店街の地図はそうではなく、工夫されていて、店主が手書きをしたものが地図に掲載されています。
そして、さらに工夫しているのが、商店街はお昼と夜では営業しているお店が違う。
それぞれ、昼の顔と夜の顔を持っているのだから、両方を紹介しようという今までにない切り口で地図を作っているのです。
こちら、つるおか駅前商店街の昼の顔の地図です。
飲食店や夜には営業していないお店が中心の地図です。
逆にこちらは、つるおか駅前商店街の夜の顔の地図です。
お昼には営業をしていないバーやスナックなど夜の顔ならではのお店が掲載されています。
こちらは、スナックやバーのお店の紹介を拡大したものです。
全て、店主自らが直筆でお店に関しての紹介文を書いています。
これ、大手や大企業ではできないですよね?
小さな個人店の集まりだからこそできた地図とは言えないでしょうか?
この取り組みを行ってから、この地図を求める人が以前よりも増え、それに伴ってお店に行く人も増えていると教えてもらいました。
普通の地図よりもこういう手間を加えたやり方のほうがやはり小さなお店や会社には向いていると言えるのではないでしょうか?
大手が行う効率の商いに対して、私たちのような小さなお店や会社が行うべきやり方は徹底的に非効率。
手間をかけたことを行うことが、この事例からも学べるのではないでしょうか?
中途半端に効率を行うのではなくて、昼の顔と夜の顔を二つに分ける。さらに直筆で書く。
ぜひ、参考にして非効率を行うようにしていきましょう。