こんばんは🐢

連続テレビ小説『ブギウギ』第108回の感想です。

 

音符今回の主な登場人物音符

ヒロイン 福来スズ子/花田鈴子(趣里)

スズ子の娘 花田愛子(小野美音)


家政婦 大野晶子(木野花)


作曲家 羽鳥善一(草彅剛)

羽鳥の妻 羽鳥麻里(市川実和子)

羽鳥の息子 羽鳥カツオ(内藤大帆)

羽鳥の娘 羽鳥イネコ(春増のどか)

羽鳥の娘 羽鳥カツコ(山下晴愛)


マネージャー 柴本タケシ(三浦獠太)


ラクチョウのおミネ(田中麗奈)

ラン(小田ゆりえ)

マキ(辻凪子)

タマ(和海)

第23週「マミーのマミーや」

スズ子は歌手としてもっと大きくなりたいと、アメリカ行きを決めました。しかし、置いていかれる愛子は拗ねてしまいます。ご飯も食べたくないくらいに。あんなに行かないで欲しいと言ったのに、マミーは自分を置いて遠くに行ってしまう……怒りと寂しさで、いじけてしまうよなあ。


スズ子の渡米記念の公演「お見送りショー」が開催され、おミネが仲間たちと訪れます。ノリノリで踊る田中麗奈ちゃんを見るのは、とても新鮮でした。

客席には大野さんと愛子の姿もありましたが、愛子は相変わらず。周りの観客が大盛り上がりでも、全然楽しめません。『エール』で音さんが音楽教室を開いた当初、娘の華が「お母さんは、華のお母さんなのに」と拗ねていたことを思い出しました。拗ねていることだけが共通している点ですけどね。


出発の日。スズ子は泣き叫ぶ愛子を振り切り、家を出ました。

大野さんが早く家を出るようにと促したところが、とても良かったです。この回は、大野さんと愛子の2人のシーンがいつもより多く、木野花さんは勿論のこと、愛子役の小野美音ちゃんの名演が光っていました。6歳の子が3歳の演技をするのは、かなり難度が高いのではないかと思います。だからといって、3歳にあれだけの演出を付けるのは至難かと。麻里さんが持ってきてくれたケーキを食べる時も、拗ねた表情のままだったのは、こんなことあったなあと自分の子ども時代を思い出してリアルに感じられました。

カツオはもう高校生くらいかと思うのですが、母と妹たちと一緒に愛子の様子を見に来てくれる優しい子ですね~。


スズ子が愛子を置いて家を出た時に、『カムカムエヴリバディ』の安子が思い出されました。(スズ子と安子の渡米理由は全く異なるし、スズ子は4か月で帰国予定)

ロバートとアメリカに行くと決めた時の安子の心は、やはりボロボロに引き裂かれていたのだなあと考えてしまいます。

それと、安子は愛助よりも年下だったことも思い出しました。ちなみに、安子が渡米したのは1951年みたいです。


アメリカ興行の間に新居が完成し、愛子は大野さんと一緒にお引越し。愛子が伸び伸び遊べる庭のある、三鷹の家よりも大きな洋風の建物です。

羽鳥さんのお家も居間を洋風に設え、麻里さんも和装から洋装になりました。スズ子に出していたお茶も紅茶になったような。


もしかして小夜ちゃん再登場するかな〜と思ったものの、それはありませんでした。撮影時期は富田望生ちゃんの舞台期間だったかもしれない。

スズ子のアメリカでの様子は割とあっさり。でも、それでも十分。愛子をはじめスズ子と身近な人たちだけのお話で良かったです。渡米前に史実と同じ、もしくは似たようなアレに関する出来事があったら『ブギウギ』らしくない。個人的にですがイライラせずに済みました。渡米中も……それがあったから『たよりにしてまっせ』を小学生の頃に知り、笠置シヅ子さんのお名前を覚えられたんですけど……複雑ではあります。


3月6日(水)放送の『歴史探偵』(NHK)は、ブギウギとのコラボスペシャルでした。笠置さんの映像がたくさん見られたし、胸に迫るものがありました。NHK+では配信されているようです。オンデマンドはこれからかな?(U-NEXTでは最新は先週分 ※本記事執筆時点

大相撲があるためか、再放送の予定は番組サイトに掲載されていません。


【画像:illustAC】