おはようございます🐢

連続テレビ小説『ブギウギ』第102回の感想です。


 

音符今回の主な登場人物音符

ヒロイン 福来スズ子/花田鈴子(趣里)

スズ子の娘 花田愛子(小野美音)


歌手 茨田りつ子(菊地凛子)


家政婦 大野晶子(木野花)


マネージャー 山下達夫(近藤芳正)


コロンコロンレコード 佐原(夙川アトム)

第22週「あ〜しんど♪」

昭和25年(1950年)春。大野さんが家政婦としてスズ子の家に来てから半年が経ちました。

愛子はもうそろそろ3歳。ニンジンが苦手らしく、全然食べられません。先週も残している描写がありました。ニンジンを食べるまで遊んではダメだとスズ子に言われても、拗ねるばかりで全く食べようとしない。そんなにニンジンが嫌いなのか……。

でも、大野さんがとっておきの食べ方で解決し、愛子もご機嫌です。大野さんは、愛子が自ら手伝いたいと言うように導くのが、とても上手い。愛子もすっかり懐いています。


その頃、スズ子はコロンコロンレコードで打合せ。『東京ブギウギ』以上のヒット曲を狙う佐原さん、とっても熱がこもっていました。

いやしかし『東京ブギウギ』の後に出したのが『ジャングル・ブギー』と『ヘイヘイブギー』のみとは。笠置シヅ子さんと服部良一先生は『東京ブギウギ』以降、ブギの曲を数多く世に送り出しています。ドラマでは『ヘイヘイブギー』を史実よりも1年遅らせているようなのですが、先週のお話に合わせてなのでしょうか。

スズ子の仕事量がドラマだと少なく感じられます。でも生活には困っていないようで、山下さんも大野さんも雇っているし、収入が気になるところです。


打合せ後、スズ子は茨田さんを訪ねます。ドーナツを頬張るスズ子が可愛い。

そこでスズ子は、大野さんが茨田さんの実家(青森)で女中をしていたこと、わがまま放題の幼い茨田さんと向き合ってくれた唯一の人だったことを知ります。夫の死後、東京で息子夫婦と孫の3人と一緒に暮らしていましたが、息子は戦死、嫁と孫を空襲で亡くしていました。

(スズ子の家の)縁側で、大野さんは空襲で逃げる中、繋いでいた孫の手が離れ、はぐれてしまったことを思い出していて……その顔がとても切なかった。愛子を見ながら、孫を思い出すこともあるでしょうねえ。スズ子には、大野さんの経験が痛いほどよく分かるはず。

スズ子のことも、久しぶりに会って変わり果てていた大野さんのことも、茨田さんはとても大切に思っていて、情の深さが伝わりました。茨田さんは素敵な人だなあ。


【画像:illustAC】