おはようございます🐢

連続テレビ小説『ブギウギ』第99回の感想です。


 

音符今回の主な登場人物音符

ヒロイン 福来スズ子/花田鈴子(趣里)

スズ子の娘 花田愛子(小野美音)


歌手 茨田りつ子(菊地凛子)


マネージャー 山下達夫(近藤芳正)


喜劇役者 棚橋健二(生瀬勝久)


作曲家 羽鳥善一(草彅剛)

羽鳥の妻 羽鳥麻里(市川実和子)

羽鳥の娘 イネコ(春増のどか)

羽鳥の娘 カツコ(山下晴愛)

第21週「あなたが笑えば、私も笑う」

鮫島に乗せられ、茨田さんと対談することになってしまったスズ子。数日後、映画の撮影後に対談が行われました。

スズ子が『真相婦人』の記事にある発言は、本当に茨田さんが言ったことなのか尋ねると、茨田さんはそれを認めます。


ブギの女王だなんて持ち上げられて、浮かれてるのかもしれないけど、そんなんじゃあっという間に忘れ去られておしまいよ

ブギの人気だって、すぐに終わるわ


日宝への移籍騒動の時、「浮かれて自分が見えなくなってるんじゃない?」と茨田さんが言ったことを思い出しました。この頃は"スウィングの女王"と呼ばれていましたね。

歌一本で勝負している茨田さんには、スズ子が歌手だけではなく映画にも出て、よそ見しているように映っているようです。それだけ、スズ子を歌手として認めているのだと思います。それと、茨田さん自身が思うように歌えない焦りで、苛立っていることも大きいのではないかと。


鮫島は、スズ子が映画に夢中になるあまり、愛子を制作スタッフに預けている。また、愛子が怪我をして現場に迷惑を掛けていると挑発します。

芸能記者はこうやって事実を大げさに、そして歪めて煽るんですねえ。

スズ子が鮫島に声を荒らげると、愛子が泣き出し、スズ子は愛子を連れて山下さんと部屋を出て行きます。

鮫島は何がしたいんでしょう。ブギとブルース、2人の女王を対立させて『真相婦人』が売れればいいだけなのか。女をバカにしている感じもして、余計に腹が立つ。


スズ子が部屋を出ていってしまい、対談は途中で終了したものの、後日発売された『真相婦人』には「2人の女王の泥仕合」という記事が掲載されます。撮影所の楽屋でスズ子と山下さんが話していると、「真相婦人」を手にタナケンがやって来ました。


続けるしかない

邪魔されようが誤解されようが、芸で伝えるしかない

生き方で分かってもらうしかないんだよ、歌手も、役者も


そして「それは母親も同じかもしれない」と続けます。スズ子が精一杯やっていることは愛子に伝わっていると。


タナケンが撮影前にスズ子の楽屋へ来たのは、以前スズ子に厳しいこと(「撮影が1日延びると〜」)を言ってしまい、むやみに追い込んでしまったのではないかと気掛かりだったから。撮影最終日と芸能雑誌の発売が重なったこともあるはず。

優しい人です。ただ、以前言ったことが厳しかったとは思えません。その言葉を受けたのに、愛子を気にして撮影に集中出来ないスズ子にちょっと……。一生懸命と言っているけど、中途半端と記事に書かれるのは否めないかなあ。


映画の撮影は無事に終了。

次は、羽鳥さんに新曲の依頼(催促)に赴き、ブギで勝負したいと頼みます。


【画像:photoAC】