今回の主な登場人物
ヒロイン 福来スズ子/花田鈴子(趣里)
スズ子の娘 花田愛子(小野美音)
作曲家 羽鳥善一(草彅剛)
羽鳥の妻 羽鳥麻里(市川実和子)
羽鳥の息子 カツオ(内藤大帆)
羽鳥の娘 イネコ(春増のどか)
羽鳥の娘 カツコ(山下晴愛)
マネージャー 山下達夫(近藤芳正)
鈴子の幼なじみ タイ子(藤間爽子)
タイ子の息子/靴磨きの少年 達彦(蒼昴)
喜劇役者 棚橋健二(生瀬勝久)
映画プロデューサー(孫高宏)
第21週「あなたが笑えば、私も笑う」
昭和24年(1949年)夏。『東京ブギウギ』に続き、『ジャングル・ブギー』もヒットさせたスズ子。歌手としても、母としても、大忙しの日々を送っています。ある日、タイ子ちゃんが達彦とともに、スズ子の家へ。体調が回復したタイ子ちゃんは、大阪で旅館の女中として働くことになりました。
2歳になった愛子は、障子を破いたり、台所で小麦粉の入った袋を倒して粉を被ったりと、いたずら盛り。思いきりグーで障子を突いてましたね。障子を破いては怒られた幼少期を思い出しました。愛子が障子を破るために台にした家具(名称が分かりません)、高さがあったなあ。
タイ子ちゃん親子は大阪へ戻ってしまうということで、またお別れです。生まれ故郷で達彦と穏やかに暮らして欲しい。
羽鳥家から聞こえてくる『青い山脈』の合唱。羽鳥さんが指揮棒を振り、スズ子とカツオ、イネコ、カツコが歌っています。
麻里さんによると『青い山脈』の大ヒットにより、たくさんの依頼がきている羽鳥さん。9回も歌わせていたのは、仕事に取り掛かりたくなくて、時間稼ぎのためでした。
それにしても、愛子も羽鳥さんの子どもたちも成長著しい。達彦が先週から大きな変化がないため、尚更すごい成長ぶりだと感じます。
くどいですが、愛子は2歳。カツコも私の記憶が確かなら、昭和20年生まれで4歳。イネコは8歳前後でしょうか。
愛子役の小野美音ちゃんは6歳(2017年8月生まれ)。朝ドラ受けの大吉さんのコメントも分かる気がします。登場シーンが多く演技も必要だし、ほかにも理由があるのだろうと、モヤッとしてしまう自分を納得させているところです。観ているうちに慣れてくるはず。
大河ドラマ『葵徳川三代』で淀殿が秀頼の祖母に見えて仕方なかったけど、出演者の皆さんの年齢を考えると……イネコとカツコについても同じように考えることにします。年齢の平均よりも身長が高いとか落ち着いてるとか、珍しいことじゃないし。
その子と一緒なら何があっても生きていけるはずや
スズ子は愛助の言葉(最期の手紙)を思い出し、仕事と育児の両立に奮闘しています。ただ、「どうしたらいいのか」と思うことも多々ある様子。動き回るようになり、手が掛かる今は特に大変そうです。
スズ子は喜劇王・タナケン主演の映画に出演することになり、愛子も連れて撮影現場に入りました。山下さんが愛子の世話をすることになっていますが、山下さんもマネージャーとして確認作業などがあります。事実、一瞬目を離した隙に愛子が楽屋を出てしまい、若手スタッフが愛子の面倒を見ることになりました。
んー、山下さん1人の負担が大きい。愛子を現場に連れて行く、というかスズ子ほどの売れっ子なら、ほかにも付き人がいていいと思うのですが。
スズ子の撮影中に、愛子が怪我をしてしまいました。大したことはなかったものの、撮影は中断、翌日の撮影も休みとなりました。
またしても、一瞬目を離した隙に起きたこと。面倒を見ていた若手スタッフも焦ったでしょうねえ。ワンマンショーの時よりも多くの人に迷惑を掛けているのではないかと。映画会社(条映!カムカム!)がシッターさんを雇ってもいいのに。この時代それは難しいか。
【画像:photoAC】