おはようございます🐢

連続テレビ小説『ブギウギ』第81回の感想です。


 

音符今回の主な登場人物音符

ヒロイン 福来スズ子/花田鈴子(趣里)


スズ子最愛の人 村山愛助(水上恒司)


作曲家 羽鳥善一(草彅剛)

羽鳥の妻 羽鳥麻里(市川実和子)

羽鳥の娘 イネコ(高田幸由)

羽鳥の娘 カツコ(河野咲良)


マネージャー 山下達夫(近藤芳正)


―村山興業―

社長 村山トミ(小雪)

東京支社長 坂口(黒田有〔メッセンジャー〕)

社長秘書室長 矢崎(三浦誠己)


―村西医院―

院長 村西(中川浩三)

看護師長 (友近)

第17週「ほんまに離れとうない」

大阪の村山興業本社で、トミと話をする山下さん。

愛助が結核を再発させたこともあり、トミとしてはスズ子との結婚を絶対に認めない。また、墮胎するなら費用を出してもいいが、産みたいなら勝手にすればいい。村山の与り知るところではないそうで。

子どもができたから結婚認めてください、はいどうぞ、とは決してなりません。

こちらは、あなたの孫ですよーと思いますが。結婚前の妊娠が、反対する気持ちを助長させてしまったようです。


愛助が道楽者で常識知らずに育ってしまったのは、子どもの頃から山下さんがさまざまなエンタメに触れさせたせい。みたいなことを言ってましたけど(掻い摘むと)、社長で忙しかったのだろうと考慮してもトミさん自身の育て方は?と思ってしまった。


以前「村山が変わればいい」と言っていた山下さん。必死にスズ子と愛助の覚悟を語り、結婚を認めてあげて欲しいと……。

愛助が頼もしく成長したことも、マネージャーとしてスズ子の才能も分かっている。2人を間近で見て知っている人の言葉には、感情が乗っています。目に涙を浮かべて話す山下さん、とても胸に迫りました。


療養所にいる愛助は、東京で入院していた時よりも弱っているように見えてなりません。箱根旅行の元気な姿はどこへ?スズ子がそばにいることが、どれだけ愛助の救いになっていたか分かります。


東京に戻った山下さんは、愛助から預かった手紙を身振り手振り、感情込めて読み上げます。スズ子を心配させないための優しさ、思いやりです。

引き気味の坂口の横で、山下さんを見つめ愛助の思いをしっかり感じ取ろうとするスズ子。大人の女性ですが、愛助に対するスズ子は、いたいけであどけない感じがします。

スズ子の出生のことを知らぬ愛助も「生まれてくる子を父無し子(ててなしご)にはしない」と考えていました。


後日、スズ子は羽鳥夫妻に妊娠の報告。そして『ジャズカルメン』の出演について相談します。

「おめでとう」が最初に出てきて良かった。やっと素直に祝福してもらえました。

お腹も目立っていないし、舞台は問題無いだろうとお気楽な羽鳥さん。

今はまだ妊娠3か月です。公演の頃にはお腹も大きくなってくるでしょう。これまでのような激しい踊りも難しいのでは?もう羽鳥さん何言ってるの?という視聴者の思いを代弁するかのように、麻里さんが夫をピシッと窘めます。子どもを3人産み、育てている麻里さん。何かあった時に相談出来る、頼れる人が近くにいてくれるのは、ありがたいし安心です。


麻里さんが出産でお世話になった産婦人科を紹介してくれました。

公演の頃には安定期に入るから問題無いそう。院長も看護師長もスズ子の大ファンらしく、高揚してましたよね。それと、看護師長の東さんが登場して、コントが始まったみたいでした。

スズ子の「頑張るで!」は、何度見ても元気になります。


次週予告では、お腹が目立つようになったスズ子が『ジャズカルメン』の本番を迎え、出産。一方、愛助はひどく顔色が悪く……。茨田さんも登場!

スズ子と愛助の幸せを願うと、もう史実を無視した展開でもいいんじゃないかと思ってしまいます(そうはいかないことは承知の上で)。



【画像:illustAC】