こんばんは🐢

連続テレビ小説『ブギウギ』第68回の感想です。



 

音符今回の主な登場人物音符

ヒロイン 福来スズ子/花田鈴子(趣里)


村山愛助(水上恒司)


マネージャー 山下達夫(近藤芳正)

スズ子の付き人 小林小夜(富田望生)


アメリカ兵 サム・ブラウン(ジャック・ケネディ)

第15週「ワテらはもう自由や」

戦争終結から3か月経った、昭和20年(1945年)11月。世の中の混乱は続いており、スズ子たちは未だ公演ができずにいました。近頃、食欲も出て元気になってきた愛助は、大学に復学することにします。

戦争を経験し、愛助が"勉強できるのは当たり前ではない"と気づいたことは、現在の我々も同じ。忘れがちですが、通常通り生活できることは、決して当たり前のことではありません。天災に限ったことではないけれど、この度の震災により、改めて肝に銘じた人も多数いるのではないかと思います。


愛助の復学祝いをするため、スズ子は小夜ちゃんと闇市へ食糧の買い出しに出かけました。大金をはたいて買えたのは、米(1合)と大根と醤油、油を少し。その後、干物?も。

「米3合で21円」と言われ、小夜ちゃんが「吹っかけ過ぎだ」と言い返しますが、食糧難だし売るほうも生活が懸かっているし高騰してしまうか……。ちなみに、昭和20年当時の物価はコーヒー1杯5円、ビール(大瓶)が1.35円らしいです(米は見つけられず)。


闇市を歩いていると、米兵が孤児と思われる子どもたちにチョコレートを配ります。その様子を見た小夜ちゃんは子どもたちに交ざり「Give me chocolate!」とチョコレートをもらうことに成功。密かに『日米會話手引』なるテキストで英語の勉強をしていたようです。

また、スズ子は1等10万円の宝くじを1枚購入。愛助の復学祝いの夕食の席で、10万円が当たったら……という話になります。愛助は「キートンでもチャップリンでも呼んで、死ぬまで忘れられないショーを開催」、小夜ちゃんは「毎晩、鰻をお腹いっぱいになるまで食べる」。

鰻を毎日は飽きちゃうと思うけど、どちらも良い夢です。なお、第1回の宝くじ発売は昭和20年とのこと。


ある日、小夜ちゃんは1人で宝くじを買いに出かけます。4枚買えばハズレても煙草10本と交換できると4枚買うことを勧められますが、小夜ちゃんの持ち金(へそくり)で買えるのは3枚。

この3枚に全てが懸かっているかのような真剣な表情で、くじを見つめる小夜ちゃん。先日チョコレートをくれた米兵に声をかけられても、チョコレートはいらないと断ります。さらに「I'm poor girl!」とまで……。すると、米兵は宝くじを1枚買い、「Good luck.」と小夜ちゃんに渡しました。

チョコレートとグッドラック。ああ、松永さんはどうしているでしょうか。

米兵さんに役名が付いているので、これから何かある、だろうなあ。


久しぶりにスズ子が鼻歌をうたい、庭のじゃが芋も育った頃。マネージャーの山下さんから、嬉しい仕事依頼の報告がありました。日帝劇場が再開することになり、久しぶりにスズ子もステージに立てることに。人気歌手を集めた歌謡ショーで、茨田さんも出演します。

やっと、ついに、スズ子がステージで溌剌として歌い踊れる!楽しみです。

前回の茨田さんの台詞を借りると、随分掛かったわね。


【画像:illustAC】