こんばんは🐢

連続テレビ小説『ブギウギ』第57回の感想です。


 

音符今回の主な登場人物音符

ヒロイン 福来スズ子/花田鈴子(趣里)


作曲家 羽鳥善一(草彅剛)

羽鳥の妻 羽鳥麻里(市川実和子)

羽鳥の息子 カツオ(髙田幸季)


村山愛助(水上恒司)


スズ子の付き人 小林小夜(富田望生)


―福来スズ子とその楽団―

トランペット 一井(陰山泰)

ピアノ/アコーディオン 二村(えなりかずき)

ギター 三谷(国木田かっぱ)

ドラム 四条(伊藤えん魔)

マネージャー 五木ひろき(村上新悟)


―村山興業―

社長 村山トミ(小雪)

東京支社長 坂口(黒田有〔メッセンジャー〕)

第12週「あなたのスズ子」

スズ子は、久しぶりに羽鳥の自宅を訪ねます。羽鳥は映画音楽の仕事で多忙なものの、やりたい音楽ができず不満が溜まっていました。スズ子もまた、歌いたい歌が歌えないことをに不満を漏らしますが――羽鳥夫妻が聞きたいのは、愛助との大恋愛について。

羽鳥さんは楽団の一井さんから聞いたそうですが、来月には結婚だなんて話が大きくなってる。まだ始まってもいないのに。

スズ子は愛助の返事を待ち、思い悩んでいることを夫妻に相談します。


恋は辛いものよ

自分と同じくらい大切な人ができるってことなんだもの


待つことが初めてで辛いとこぼしたスズ子に、麻里さんが語りかけました。

はじめは夫妻でニタニタして誂うのかと思ってしまいましたが、スズ子の話に耳を傾けてくれる。誠実なお二人です。


愛助は、スズ子と交際すると坂口に告げます。決心できたのは、母・トミからの手紙を読み、気持ちがちょっと晴れたから。

でも、トミが励ましたかったのはそういうことでは、ない凝視「あんたは、そのままでええのです」をそっちに受け取ったか……。


果物でも人間でも、上等なものは

傷みやすいのです

母があんたを上等な人間に育てたんです

ここ、泣いて笑うとこでっせ


最後の1行が無かったら、やばい母親。日本随一の興行会社の経営者ですからね。

坂口は「あかん!社長に殺される!」と固まっていましたけど、どうなってしまうのか。トミはそんなにも怖い人なのですか。


スズ子と楽団員たちが巡業へ出発しようとした時、愛助がスズ子に話があると事務所にやって来ます。

愛助は改めて交際を申し込み、スズ子も思いを伝えました。楽団の祝福のファンファーレが響きます。今後を心配するのは、五木さんただ一人。

愛助自身、この年になっても母親の手紙に励まされて恥ずかしいと言っていましたが、ほかにも「ふさわしい男になってみせます」とか、ちょっと……。スズ子は尽くしたり、世話したりしそう(漠然とですけど)。そういう意味では、お似合いなのかもしれない。

小夜ちゃんの「ふさわしい男になってから来(こ)!」「スズ子さんのごど泣がしたら、ぶっ殺すかんな!」は、同じ気持ちです。



【画像:illustAC】