こんばんは
似ているカタカナの記事に統一感を持たせたいと思い、記事を書き換えることにしました。とは言え、以前に投稿した記事も重複しますがそのまま残します。
今回は、形の似ている【シ】と【ツ】について。
目次
- 判断に迷う【シ】と【ツ】
- 字源:シは之、ツは川
- 【シ】と【ツ】の違い
- 【シ】【ツ】が一瞬で書き分けられる方法
- キレイに見えるポイント
判断に迷う【シ】と【ツ】
字源:シは之、ツは川
ツは川の略体(ってどんなの?)か草書体、または州の略体(卅)からではないかと考えられています。
どうして川(または州)からツになったのか?ツと読むのか?という疑問があったのですが、
中国語を勉強している従弟によると、中国語で川はchuānと発音するそう。
調べたところ、州はzhōuみたいです。chuānもzhōuもツに近い音らしい。
また、上代日本語(奈良時代頃まで使用されていた日本語)では、ツはトゥに近い音だったようなので、
似ている音の川や州を当てていたのかもしれません。
なお、上の画像の草書体は字典を真似て書いたもの=正しくはないので、参考までに……。私は行書も草書も書けません
【シ】と【ツ】の違い
シ:右上に向かう
ツ:左下へ向かう
之は上から下に、川は左から右に書きますよね。
【シ】【ツ】が一瞬で書き分けられる方法
上述したように、点も払いも向きが異なります。
簡単に書き分けるには、ひらがな【し】【つ】に沿って書く!
これは、今から30年前、私が小学2年生の時に担任の先生に教わった方法です。
【し】の字源は之、【つ】の字源は川
右の★は自分好みのツの形
キレイに見えるポイント(個人の見解です)
シ
漢字の三水(さんずい)偏と同じ形。1画目と2画目の間よりも、2画目と3画目の間のほうを広く。
ツ
逆三角形▽の形をイメージ。川が1画目から順に上がっていくように、ツも上がっていきます。
また、以下のように上がって下がってもアリ。
垂直でも平らでもいい
カタカナの良いところは、上述のキレイに見えるポイントを押さえなくても、ある程度キレイに見えるところ。
右上がりじゃなくても整って見えるように思います。ただし、ミは右下がりに!
シかツか見分けられます。